大みそかの『NHK紅白歌合戦』に、サプライズゲストとして歌手・沢田研二が登場するのではないかとウワサされている。

今年は、ジャニーズグループが7組選ばれており、白組21組のうち、3分の1がジャニーズという状況で、ネット上には批判の声が殺到。一方で、『いきものがかり』や島津亜矢、丘みどり、aikoらが落選しており、出場歌手の入れ替えが顕著になっている。

そんな中、昭和を代表する大物歌手として、沢田に白羽の矢が立っているというのだが…。

「過去には特別出演歌手として、矢沢永吉や安室奈美恵などが『紅白』に出演していますが、今年は隠し玉として山下達郎の名前が浮上しています。昨年は妻の竹内まりやが初出場していますから、可能性は高そうですね。しかしその一方で、〝ジュリー〟の名前も取り沙汰されているんです。沢田はデビュー翌年の1972年に初出場して以来、17回『紅白』に出場していて、1978年には紅組の山口百恵とともに、ポップス歌手として初めて大トリを務めました。1994年以降、紅白への出演はありませんが、今年は新型コロナの影響で5月から予定されていたライブツアーが中止に。ファンクラブや公式サイトの運営も休止してしまい、ファンから心配の声が上がっています。久しぶりに『紅白』に出場すれば、大きな話題となり、ファンも安堵するでしょうね」（芸能記者）

沢田は2018年、集客不足を理由に、さいたまスーパーアリーナでのライブをドタキャンして世間を騒がせた。そのことからもわかる通り、業界では気難しい性格で知られている。かつて『紅白』で大トリを務めたときには、バックに参加歌手が勢揃いすることから、「二度とトリはしたくない」と発言したこともある。そんな沢田が『紅白』に戻ってくることなど、あり得るのだろうか。

「沢田は、気に入らない客をステージ上から罵倒することでも知られていますが、今年は観客が一切いない無観客状態で開催されるのもポイントですね。また、12月4日には、NHKから『沢田研二 BEST OF NHK DVD-BOX』が発売されます。『レッツゴーヤング』や『紅白』『SONGS』など、5時間にも及ぶ映像の集大成となっており、本人も発売を楽しみにしているとか。NHKのオファーがあれば、無下にできないんじゃないでしょうか」（音楽関係者）

沢田は今年、志村けんさんが出演するはずだった映画『キネマの神様』の主演代役を引き受けている。志村さんはNHKの朝ドラ『エール』にも出演しており、沢田とは親しい仲。またアルバム『女たちよ』の作曲を手掛けた、日本を代表する作曲家・筒美京平さんも亡くなっているため、沢田が漢気を見せれば、出演もおおいにありそうだ。

今年はメディア対応をほとんど行わず、ファンからは引退を心配する声もあがっている沢田。ファンにしてみれば、日本中が注目する『紅白』の大舞台で、元気な姿を見せてほしいと思っているだろう。