NHK朝ドラ『エール』超有終の美「志村けん・15分コンサート・デート記事」3つの奇跡 (2/4ページ)
手紙は、嫉妬とプライドから裕一の芽を摘むようなことをしてしまったことを懺悔する内容でした。裕一は、小山田を恨んでおらず、結果的に表現の幅が広がったことに“感謝しかありません”としみじみ病床で語るシーンでしたが、ここで志村さんの初出しとなる映像が出てきたんです」(前出の女性誌記者)
手紙を届けにきた付き人(川島潤哉)が、「いつも先生(窪田)の前ではしかめっ面でしたが、笑顔は子どもみたいにチャーミングです」と話した場面で、鏡に映った小山田、すなわち志村さんが無邪気に微笑む映像が流れたのである。
「各メディアに寄せたインタビューで、脚本も手掛けたチーフ演出の吉田照幸氏が明かしていますが、これは“演者のNGに思わず笑ってしまった志村さん”が、偶然にも映っていたのを編集スタッフが見つけてくれたことで実現したシーンだということです。“奇跡だなと思うのは、ミラーショットじゃなかったら使用していないです。鏡に映っている顔だから思いをはせられる”と、吉田氏は語っています」(前同)
■2つのフィナーレ
シチュエーションそのものは「構想として最初からあった」としていて、手紙ではなく小山田を直接登場させることで、
「わだかまりを超えて、普段の志村さんのような柔らかい笑顔で終わろうと思っていました」
と、吉田氏はコメントしている。また、今回の“奇跡の笑顔”も、
「みんなで頑張って、努力して、思いが詰まった作品ではこういう奇跡みたいなことが起こるんだな、と思いました」
と話していた。
「27日のコンサートも素晴らしかった。『モスラの歌』や高校野球でお馴染みの『栄冠は君に輝く』などなど、古関裕而が手掛けたいまもなお愛される名曲の数々が、出演者らによって披露されたんです。ラストには窪田が指揮者となり、ヒロインの二階堂ふみ(26)をメインにオールキャストで『長崎の鐘』で締めくくりました。