『半沢直樹×花咲舞』映画で「堺雅人と杏」タッグ10年ぶり復活の可能性!

日刊大衆

堺雅人、杏
堺雅人、杏

 平成、そして令和でも大ヒットを記録したTBSのドラマ『半沢直樹』。堺雅人(47)主演のこの作品に、新たな展開が期待されているという。

 12月15日に『半沢直樹』シリーズの原作者池井戸潤(57)の『新装増補版 花咲舞が黙ってない』(講談社文庫)が、電子書籍限定だった短編『犬に聞いてみろ』も収録されて発売されるのだが、それが大いに話題になってる。

「この『花咲舞が黙ってない』といえば、(34)主演で14年に日本テレビ系でドラマ化され、最高視聴率18.3%とヒットを記録した作品。15年には第2シリーズも制作されています。『半沢』は13年に放送されて国民的ヒットを記録していましたから、花咲には“女性版・半沢直樹”という宣伝文句もありました。ちなみに、半沢の“倍返し”に相当する決め台詞は“お言葉を返すようですが”“そんなの絶対間違ってます!”などでした。

 この花咲舞と半沢直樹が、小説『花咲舞』に登場しているんです。ファンにとってはテンションの上がる話でしょう。実際、同書の売り文句も“花咲舞と半沢直樹の真っ向勝負が始まる!”ですからね」(テレビ局関係者)

 04年の『不祥事』という小説で花咲舞が登場し、17年に中公文庫から発売された続編が『花咲舞が黙ってない』。時代設定は“世紀末の頃”とされていて、小説『半沢直樹』の前日談で、半沢を含め複数のキャラクターが登場しているという。

 主な舞台となるのは、大手都市銀行・東京第一銀行の支店。『半沢直樹』の「東京中央銀行」は「東京第一銀行」と「産業中央銀行」が合併して誕生したメガバンクで、半沢は『花咲~』の時代は、産業中央銀行の企画部調査役として働いている。

■『半沢』とのコラボはあり得るのか

『花咲舞』は、支店を調査する臨店グループに所属し、“狂咲”の異名を誇る花咲が、上司の相馬健(ドラマでは上川隆也)と、支店の問題点・不祥事を洗い出して業務改善できるように指導・支援し、解決を図る作品だった。『半沢』と共通する構造がみてとれる。

「小説には半沢も登場しますが、舞の報告書が半沢を間接的にサポートする場面があったものの、2人の直接の共演はありませんでした。

 しかし、2020年に『半沢直樹』のシーズン2が総合視聴率(リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率の合計)が44.1%を記録。今回、『花咲舞』の新装版が出たうえ、“半沢直樹も黙ってない!”という煽り文句もつけられている。難点はあるでしょうが、ぜひともコラボしてほしいところです」(前出の女性誌記者)

 ドラマの『半沢直樹』はTBS、『花咲舞』は日本テレビで放送されており、コラボとなると映画の可能性が高いだろう。

「時代設定については、『半沢直樹』は世相を反映してLINEやAirDropのようなスマホ機能が登場していることから、現代版としてアレンジされるでしょうね」(前出の女性誌記者)

■2010年に連ドラで共演したことがある

 ドラマ『花咲舞』には、舞の父が経営する居酒屋が皆の憩いの場となっていたが、その父親役は18年に亡くなった大杉漣さんだった。21年に『花咲舞シーズン3』が放送される、と一部メディアが報じているが、5月4日の『AERA.dot』では、続編が延びた理由の1つに「大杉さんの死に杏がひどくショックを受けた」ことがある、と報じている。

「もし堺と杏が共演するなんてことになれば、大ニュースになるでしょうね。

 実は、堺と杏は10年に『ジョーカー 許されざる捜査官』(フジテレビ系)という作品で、主演とヒロインを演じています。ちなみに、これが堺の連ドラ初主演作でもありました。『半沢直樹』以前は、『ジョーカー』、そして12年の『リーガルハイ』(フジテレビ系)が、堺の連ドラの代表作でした」(専門誌記者)

『ジョーカー』は、昼間は温厚でお人好しの刑事(堺)が、夜は法で裁けない悪党に制裁を下すという勧善懲悪ドラマだ。「お前に明日は来ない」を決め台詞に悪党に制裁を下す堺は非常に冷徹で、「小学生のころ観てトラウマになった」「カッコいいけど、すごく怖かった」と、現在も語り継がれる作品となっている。

■実現したら、どんな作品になるのか

「杏は堺と同期の女刑事・宮城あすかを演じました。“兄を殺した犯人を捕まえる”という思いを秘めた正義感が非常に強い猪突猛進型の性格で、堺演じる伊達の、犯人に対しての強烈な怒りから、伊達に“何か”を感じる部分もあったりと、大きく物語に関わるキャラクターでした。堺にとっては初主演作ということで、思い出に残っている作品ではないでしょうか」(前出の女性誌記者)

 もし、『半沢×花咲』の映画化が実現すれば、堺と杏はおよそ11年ぶりの共演になる。いったい、どのような内容になるのだろう。

「原作では半沢と花咲は顔を合わせませんでしたが、当然、共闘する展開にはなるでしょう。18年に池井戸作品『空飛ぶタイヤ』が主演・長瀬智也(42)、準主役ディーン・フジオカ(40)で映画化されましたが、“2人が一緒に捜査”するのではなく“2人それぞれで動いてきたことがやがて1つに”という展開で、終盤まで長瀬とフジオカは直接顔を合わせなかった。『半沢×花咲』も、そうなる可能性はありますね」(前同)

 もし実現すれば、杏にとっては16年の『オケ老人!』、堺にとっては18年の『北の桜守』以来の映画出演となる。ぜひ実現してほしいところだが、果たしてーー。

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