情報に惑わされないために フィリピン投資で気を付けるべきこととは? (3/4ページ)

新刊JP

――ただ、やはりフィリピンの状況を把握するために、現地に一度は行って確かめに行くべきなんでしょうか。

町田:結局現地を見たところで、何が分かるのかというところですよね。実際来ていただきたいのは間違いないのですが、それよりも大事なのはフィリピン投資を進めるために組むパートナーのチェックです。

現地にいれば情報は集まりますから、現地にいる日本人から情報を得ることは大事です。ただ、その一方で、投資をしたい人を騙そうとする人もいます。現地の人のうわさを聞くといいですよね。悪い投資会社はたいてい悪い風評がたっています。私も騙された一人でもあるので、どうしても不安なら私に言ってもらえれば、たいていのことはお答えできるかと

――フィリピンのドゥテルテ大統領は良くも悪くも目立ちますよね。突拍子もないことを言ったり。

町田:そうですね、アジアのトランプと言われていますからね。

――そういう意味では投資家として彼の存在はリスクになるのではないかとも思うのですが。

町田:見方によります。事業という視点で考えたときには、まさにコロナ禍におけるドゥテルテ大統領はまさにリスクで、世界最長のロックダウンをやってしまうわけですよね。先日、フィリピンの会社の経営者と電話で話していて、固定費が払えなくて事業をやめてしまったと言っていました。今、私は日本に帰ってきていますが、フィリピンに戻りたくても戻れない。そういうことはあります。

ただ、個人投資家としての目線でいけば、実はそうでもないんです。この本でも取り上げている通信会社のディトは、この1ヶ月で株価が2倍になりました。それはシンプルな理由で、ドゥテルテ大統領が親中政策を進めているからなんですね。

これまでフィリピンの通信会社はPLDTとグローブという2社で独占されていて、ディトは「第3の通信会社」として参入しました。そして、中国資本が4割入っているんです。さらに、ドゥテルテ大統領のコネで国軍基地のアンテナ通信塔の独占権を結んでしまった。株価が跳ね上がらないわけがないですよね。

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