嵐に密着したＮｅｔｆｌｉｘのオリジナルドキュメンタリーシリーズ『ＡＲＡＳＨＩ‘ｓ　Ｄｉａｒｙ－Ｖｏｙａｇｅ－』の第２０話が、１１月３０日から配信された。

　第２０話は「７年ぶりの国立競技場」と題し、１１月３日に配信されたライブ「アラフェス２０２０ ａｔ 国立競技場」のリハーサルや本番収録に臨む５人に密着。

　嵐のライブやイベントのプロデューサーを務める松本潤（３７）は、国立競技場を観客席から見下ろし、「ここが本当に人で埋まっている、埋め尽くされているのなんて今となっては想像がつかないよね。本当に……１２年前？」と感慨深そうに語ったほか、プロデューサーとして、メンバーだけではなくスタッフとも入念な打ち合わせに没頭していた。

「相葉雅紀（３７）も“これだけのことをやらせてもらえるっていうのはすごいよね”と語り、国立からアラフェスの配信が叶ったことの喜びを露わにしていましたね。

　櫻井翔（３８）は、ドームとの比較を語り、屋根のあるドームは時間を忘れる場所とし、一方の国立は、“国立っていうのはだんだん日が落ちていくからさ。同じ時間をともに過ごしているっていうのをより強く感じる場所だよね”と分析していました。

　そして驚いたのが、大野智（４０）と二宮和也（３７）のコメントなんです。２人が“うちわ”について話しているんです」（女性誌ライター）

■うちわで苦い思いをした大野＆二宮

　二宮が国立競技場について「ここでテンション上がらない人とかいないよね、きっとね。こんだけ広いところでやって」と話すと、大野は「お客さんいたら、そりゃあ手を振ったりね」と応じた。

　さらに二宮が「うちわがないとね」と続けると、大野は「うちわがないからリアルにできないですよね」「何もないから」とし、二宮が「そうだよな。（うちわを）送ってもらえばよかったんだよ、だからみんなに。ジャニーズ事務所に」と、ファンのうちわがないといつも通りのライブができない、と楽しそうに語ったのだ。

「ジャニーズのライブといえば、メンバーの名前やメッセージをデカデカと記載したうちわを掲げるのが定番になっています。だからこそ、大野と二宮はいつものライブとは違い、無観客でファンのうちわがないことに違和感があると話したのでしょう。

“送ってもらえばよかった”と話した二宮ですが、国立競技場にファンから送ってもらったうちわを敷き詰めたりしたかったのかもしれませんね。ただ、大野と二宮といえば、うちわで苦い思いをした２人です」（前出の女性誌ライター）

■熱愛＆結婚報道直後に「うちわ騒動」が勃発

　２０１５年９月、『ＦＲＩＤＡＹ』（講談社）が大野と元女優の女性の熱愛を報じた。その翌日、大野は宮城県で行われるライブの本番前に、一部スポーツ紙の取材に応じ、交際を否定。さらに「おつき合いも一切していません。もう会うこともございません」とコメントしたのだ。

　この報道を受けて、一部ファンがライブ中に「裏切り者」「消えろ」などと書いたうちわを掲げ、大野を徹底糾弾したことがあった。

「また、二宮が元フリーアナウンサーのＡさん（３９）との結婚を発表した直後、２０１９年の１１月１４日から１６日に北海道・札幌で行われたライブの終了後、会場周辺には二宮のうちわが大量に捨てられていたというんです。

　ＳＮＳにはバキバキに折られたうちわや、二宮の顔を真っ二つにしたようなうちわもあり、一部ファンはドームツアー中の結婚発表にうちわを使って猛抗議をしたんです。

　そういった“うちわ騒動”を経験してもなお、“うちわがないとね”と楽しそうに話す大野と二宮。２人が楽しそうに会話する様子からは、かつての苦い出来事が心に残っている感じはありませんでした。記憶にはあるのかもしれませんが、それ以上に、アラフェスを前に“ファンあっての嵐”という思いが強くあったのではないでしょうか」（前出の女性誌ライター）

　何があってもファンファーストの嵐。大野と二宮の「うちわ発言」を受けて、１２月３１日のラストライブには、事務所に大量のうちわが送られることになるのだろうか……？