佐藤健「心配だが歌う」三浦春馬さんとの「本当の別れ」ライブの至高演出

日刊大衆

佐藤健、三浦春馬さん
佐藤健、三浦春馬さん

 12月1日、日本武道館でチャリティイベント『Act Against Anything(AAA) VOL.1「THE VARIETY SHOW27」』が、無観客のインターネット生配信で行われた。

『AAA』の前身は、今年7月に急逝した三浦春馬さん(享年30)が07年から参加し、毎年取り組んでいたエイズ啓発運動『Act Against AIDS』。支援対象を「貧困、難病、教育問題に苦しむ子どもたち」に変え、今年から名称が『~Anything』になって活動を再開したのである。

 この活動は俳優の岸谷五朗寺脇康文、三浦さんが中心となって進めており「今年は岸谷五朗・寺脇康文が三浦春馬への想いを込めてお届けする内容になります」と告知されていたため、注目が集まっていた。実際に、会場の大型スクリーンには三浦さんの笑顔の映像や写真が多く映っていて、三浦さんへの思いにあふれたイベントとなっていた。

 その思いを代表するような形で参加したのが、佐藤健(31)だった。

「イベントには、岸谷や三浦さんが所属していた事務所・アミューズの若手俳優らで結成されたユニット『チーム・ハンサム!2020 for AAA』も参加していました。事前に告知されていたメンバーにくわえて、約8年ぶりに佐藤も参戦したんです」(女性誌記者)

■三浦さんの歌が流れた

 佐藤以外で出演したハンサムのメンバーは50音順に、

《猪塚健太 / 植原卓也 / 甲斐翔真 / 風間由次郎 / 神木隆之介 / 小関裕太 / 桜田通 /富田健太郎 / 兵頭功海 / 平間壮一 / 福崎那由他 / 藤原大祐 / 細田佳央太 / 松岡広大 / 松島庄汰 / 水田航生 / 溝口琢矢 / 栁澤貴彦 / 吉村卓也 / 渡部秀》

 かつては三浦さんも所属していた『チーム・ハンサム!』のライブは、三浦さんへの愛を感じる、非常に感動的なものとなった。

 実際に配信を視聴した、女性ライターのAさんは話す。

「いろいろな曲をやったんですけど、なかでもチーム全員で歌う『春の花』という曲が本当にすごかったんです。スペシャルゲストに佐藤健くんを呼んでいたし、てっきり『春の花』の三浦さんのパートをカバーするのかな、と思っていました。だけど、実際には、生前に三浦さんが歌っていた音源を流してくれたんです。三浦さんも今回の『AAA』に参加していたんですよね……」(Aさん=以下同)

■城田も涙をこらえながら三浦さんと一緒に歌った

 その際の演出も際立っていた、とAさんは続ける。

「『春の花』で、健くんたちハンサムのメンバーが円陣を組むと、誰もいない円陣の真ん中に光がさして、三浦さんの声が流れたんです。そして、次のソロパートを健くんが歌いあげた……。三浦さんも、ハンサムと一緒に歌ってくれていた気がしてなりません」

 このイベントには、三浦さんと親交が深かった城田優(34)も参加していた。

「寺脇さんと岸谷さんの演劇ユニット『地球ゴージャス』で、三浦さん主演のミュージカル『星の大地に降る涙』という作品があったんです。三浦さんが歌っていたその劇中歌『愛すべき未来へ』を、今回は城田さんが歌ったんですが、城田さんの後ろで春馬君の映像と歌声が流れていて……城田さんは、明らかに涙をこらえながら歌っていました」

 城田、佐藤、『AAA』でずっとお世話になってきた岸谷と寺脇、そして、多くの共演者たち。12月1日のライブに三浦さんも間違いなく参加していた。

 ライブの前日、佐藤は公式LINEで“歌うの久しぶりで心配だが歌う”とつづっていた。

 特別な思いで臨んだ、友への鎮魂の歌声は天上の三浦さんにも届いたに違いない。 

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