地球に知的生命体が誕生したのは奇跡。異星にはどこにも存在しない可能性が高いとする研究者 (2/4ページ)

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・奇跡の連続で知的生命体が誕生した地球
こうして誕生した生命は、とてつもない幸運に何度も恵まれたおかげで、ついに知的生命にまで進化することができた。だが生命進化の要所要所では、そうした幸運にさらに輪をかけたようなとびきりの超幸運があった。ある意味奇跡だ。
たとえば多細胞生物の登場は、過去に40回は独立して起きたと考えられている。しかし原核生物から真核生物への進化は数10億年を経てようやく1度起きただけで、多細胞生物への進化よりもはるかに確率的に低いと推測することができる。
しかも生命が存在できる時間は無限ではない。地球に知的生命が誕生するまでには45億年という歳月がかかっているが、あと10億年もすれば太陽が膨張を始めて、その熱によって地球は生命が住めない場所になる(このことは知的生命は地球の生命存在可能期間の後期になってようやく出現したということでもある)。
つまり有限の期間の中で、起きるかどうか分からない稀な進化的変遷をいくつも経ねば、知的生命は誕生できないということだ。このことから、仮に地球とまったく同じ環境を用意できたとしても、再び人間のような存在が誕生する可能性はほとんどないだろうという見解もある。