地球に知的生命体が誕生したのは奇跡。異星にはどこにも存在しない可能性が高いとする研究者 (3/4ページ)

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・知的生命体が誕生するには本来長い時間が必要
『Astrobiology』(11月19日付)に掲載された研究では、現時点で手に入る情報から知的生命の進化に欠かせない超重要イベントの発生確率を計算し、ある惑星で生命が存在できる期間内に知的生命が誕生する可能性について考察している。
その超重要イベントとは、「生命の誕生」「真核生物の誕生」「性生殖の発達」「知性の発達」だ。
地球に生命が誕生したのは40億年前、単なる分泌物のようなものから真核生物が誕生したのは20億年前、分裂のような無性生殖から有性生殖へ代わり、DNAが混ざって突然変異や種の発達が加速したのは12億年前、そしてごく最近の知性の発達。
こうした情報をもとに、ベイズモデルが導き出した答えは、おそらくこれまで地球上で起きたことは、本来もっとずっと長い時間、地球の寿命より桁違いに長い時間がかかるものだったはずというものだ。

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・人間の存在は奇跡
冒頭のフェルミのパラドックスの問いに戻ろう。
「彼らはどこにいるんだ?」
今回の研究によるならば、どこにもいない可能性が高いという。知的生命が誕生するには、惑星の寿命は短すぎると考えられるからだ。