トランプ大統領も3日で回復!「冬コロナで重症化しない」ための心得

日刊大衆

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 新型コロナウイルスの第3波が、ついに到来した。「手洗い・マスクをしても感染するリスクがあるため、死なない、すなわち重症化しないことのほうが大切とも言えます」(健康誌記者)

 生死を分けるカギの一つがビタミンDだという。

「トランプ米大統領がコロナにかかった際、治療と並行してビタミンDを服用したことを、主治医が記者会見で明かしました」(前同)

 それが功を奏してか、トランプ大統領は3日で回復。

「9月に米ボストン大の研究チームが、“40歳以上で、ビタミンD欠乏症のコロナ患者の死亡率は2倍になる”ことを発表しています。また、10月にはスペインの研究チームが“コロナ患者の8割以上がビタミンD欠乏症”と発表。ビタミンDが感染時の過剰な炎症を抑えることも確認されています」(同)

 だが実は、日本人の8割がビタミンD不足という。『イシハラクリニック』(東京都)副院長の石原新菜氏は、こう解説する。

「免疫力を上げる作用のあるビタミンDは、太陽光を浴びると皮膚で生成されます。だから外に出て、日光の下で過ごすことが大事。食べ物でいえばキノコ類。中でもキクラゲはシイタケの6〜8倍も含まれています。あとは青魚でアジ、イワシ、サバ、鮭、シラスなど。天日干しにした食べ物にも多く含まれるため、干しキノコや、ちりめんじゃこもオススメです」

 市販サプリも300円台から手に入るので、活用するのもいいだろう。

 また、ビタミンD同様、トランプ大統領が治療中に摂取していたのが亜鉛だ。「今年10月、スペインの研究者がバルセロナの病院のコロナ患者249人を分析した論文によれば、“亜鉛欠乏症の患者の死亡率は2.3倍”とのことです」(前出の健康誌記者)

 亜鉛もまた、日常生活で不足しがちな栄養素。薬剤師で、『和光鍼灸治療院』(千葉県)院長でもある平地治美氏がアドバイスする。

「精力剤として有名ですが、亜鉛には免疫力を高める作用もあります。食品では貝のカキにダントツに含まれますが、牛肉、豚肉にも豊富。レモンと一緒にとると吸収力が高まります」

 ただし、とり過ぎると効果が弱まるという。「カキなら1日5個が目安で、20個以上は食べ過ぎ。サプリも成分が濃縮されているので適量を守りましょう」(前出の健康誌記者)

■身近なものでコロナ予防

 さらに、前出の平地氏が日々のうがい時にもオススメするのが緑茶だ。

「緑茶の主成分・カテキンには、口内から細胞内に入ろうとするウイルスをブロックする効果があるとされています。私は飲むのはもちろん、帰宅時のうがい用に出がらしを使っています。ただ、飲み過ぎは体を冷やすので、少量を数回に分けて飲んでください」

 すでに、カテキンのコロナ予防効果については注目が高まっており、「インドのERA医科大学は今年4月、緑茶のカテキン成分(EGCG)について論文を発表。EGCGは、侵入するための突起(スパイク)を塞ぐため、感染できなくなるといいます。さらに、“日本人の感染率、死亡率が低いのは、緑茶を飲む習慣があるから”だと指摘しています」(健康誌記者)

 ペットボトルのお茶でも、効果は十分だという。

「11月に、奈良県立医大が市販のペットボトル緑茶にコロナウイルスを混合した実験では、30分後に調べたら、99%無害化していたといいます」(前同)

 お次は歯磨き。「7月、英国のリーズ大学歯学部の研究チームが発表した論文によれば、死亡したコロナ患者を調べると、歯周病菌が大量に見つかったそうです。コロナウイルスが口内に入った際、歯周病菌が作り出した酵素によってウイルスが体内で増殖してしまうんです」(同)

 30代以上の3人に2人は歯周病といわれるだけに、これ以上悪化させない口腔ケアが重要となる。『サイトウ歯科』(東京都)の斎藤博院長は「正しい歯磨きをすれば、歯科医にかからなくても予防は可能」と言う。続けて、「歯石になる前、歯垢の段階で正しく磨けばケアできます。一日1回でいいので、歯と歯肉の境目、歯と歯との間、かむ面の溝を、磨き残しがないよう丁寧に。また、舌にもたくさんの細菌がつきます。その塊が舌苔。舌も必ず磨いてください」

 12月7日発売の『週刊大衆』12月21日号では、平熱を上げること・体型に気をつけることなど、コロナを重症化させないためのアドバイスを多数掲載している。

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