『鬼滅の刃』声優・松岡禎丞、“伊之助の笑い声”変化のウラ事情
11月29日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に、声優の松岡禎丞(34)が出演。人気アニメ『鬼滅の刃』(TOKYO MX)で嘴平伊之助を演じた際の苦労を明かす場面があった。
この日は、イノシシのかぶりものをした伊之助役の松岡ら『鬼滅の刃』の声優4人が集まり、演じていて印象に残ったシーンなどについてトークを展開。その中で、我妻善逸役の下野紘(40)から作品に対する感想を求められた松岡は「つらかったです」と収録時を振り返ると、「(かぶりもので)顔も分からないし、どんな表情をしてんのか……」と表情が見えない役柄を演じる際の苦労を語った。
さらに、登場した当初は主人公の竈門炭治郎や善逸たちの仲間だと視聴者に思われないように演じてほしいと制作サイドから指示されていたことも告白。こうした難しい要求に応えるため最初はわざと低い声で演じていたそうだが、炭治郎や善逸たちと仲間になり打ち解けていく中で、徐々にセリフのトーンを高めに変えていったことを明かした。
その具体例として、松岡は最初のころの「ウッハハハ」という冷淡な笑い方と、現在の「ニャハハハ」というコミカルな笑い方を続けて披露。そうした声の変化に、炭治郎役の花江夏樹(29)が「快活になっている!」と驚きの声をあげると、松岡は「伊之助は最初、(視聴者に)かなり嫌われていたんだろうなと思います」と冷静に視聴者の反応を分析していた。
■松岡禎丞と伊之助のギャップに驚く声も
その後も声優陣のトークは大盛り上がりだったが、『鬼滅』ファンは松岡の話に大興奮。ネット上では「伊之助の笑い声に変化つけてる話に“おぉっ!”ってなった」「伊之助、だんだん声の感じが変わっていったのは分かったけど、明らかに笑い方は変わったんだね!」「朝から伊之助のかわいい笑い声が聞けて悶絶してた」などといった反響が相次いだほか、「松岡禎丞って声優さん、全然“伊之助感”ない。まじめか?」など、演じている役柄とのギャップに驚く声も上がっていた。
現在公開中の映画『劇場版鬼滅の刃 無限列車編』は、興行収入が11月29日時点で275億円を突破する空前の大ヒット作品となった。
今回の松岡のようなプロの仕事が、その成功を導いたのは、間違いないだろう。