鈴木遥夏「選抜落ちを経験していま思うこと」【画像22枚】【連載】ラストアイドルのすっぴん!vol.36

日刊大衆

鈴木遥夏
鈴木遥夏

ラストアイドルのすっぴん!

【Vol.36】鈴木遥夏は運動神経がいいのか? 検証企画

「最高難度ダンス」「殺陣」などグループや団体として挑戦を続けることが多かったラストアイドル。この連載では、個々のメンバーにスポットを当て、苦手なことを克服したり、好きなことを全力で楽しむことで、ファンの方含めメンバーさえ知らない、“真のすっぴん”を掘り下げていく! 毎週更新で1か月ごとにメンバーが変わる‼

36回目となる今回は……。

『ハグから始めよう』でセンターを務める鈴木さんが8thシングル『愛を知る』、9thシングル『何人(なんびと)も』での選抜落ちを経ていまの思いと、同じく共通カップリングメンバーとして活動し、今年いっぱいでのグループ卒業を発表している1期生朝日花奈さんのすごさを語る。

 まずは9thシングル『何人(なんびと)も』リリースに際し行なった3カ月間の殺陣のお話から、いまの思いを伺いました。

――最初、殺陣をやると決まった時は前向きに捉えられましたか?

 殺陣とかアクションができるアイドルってかっこいいなと思っていたので、ポジティブに考えていたほうだと思います! でも、いざ自分でやってみると超ダサくて全然できなくて辛い、悔しいって思う時が多かったですね。

 センスも必要とされているらしいんですけど、やってみて感じたのは殺陣は練習をどれだけやるかで結果が変わるということ。自分は殺陣のセンスがないからこそ、練習あるのみだと思ってお母さんと地元の公民館で練習したり、事務所の先輩で殺陣をやっている方がいたので、その方の殺陣さばきを実際に見させていただいたり、自分でできる努力というのはやり切った感じでした。

 選抜には選ばれませんでしたが、今回の殺陣をきっかけに派生して演技のお仕事、アクション、アクロバットなどアイドル活動以外の違う分野に興味を持てるようになって、視野が広がりよかったと思います。アクロバットはラストアイドルではまだあまり挑戦していない分野かなと思うので、これから機会があればアクロバットの技術を身に付けていつかファンの方の前で披露できたらいいなと思いました。

――アクロバットでやってみたい技はありますか?

 バク転はまずできるようになりたいです。あとこれは本当にレベル高いと思うんですけど、バク宙とかもできたらなと思います。いや~完璧にできたらめちゃくちゃかっこいいんだろうな……。

 ラストアイドルだと私と同世代の高校生メンバーは運動神経いい子が多いし、ダンスもうまい子が多いので、6人組とかで『ラスアイ運動部』とか名称つけてやってみたいですね!

 いま話していて思いましたけど、今回、ボルダリングもバッティングも自分的には全然うまくいかなくてスポーツはやっぱり苦手だな~と思ったんですけど、身体動かすのは好きなほうみたい(笑)。

――アクロバット企画にすればもっと楽しめたかもしれないですね(笑)。話は変わりまして、8th選抜オーディションからこれまでの心境の変化について教えてください。

 8thシングルで選抜に落ちた時はこれまで経験したことない感情を味わった感じでした。

 落ち込む経験っていままでも何度かはあったんです。でもこの時は落ち込むっていうよりそのひとつ上にいっている感じで「これからもうどうすればいいんだろう」っていう思いでした。部屋に閉じこもって誰にも会いたくないなってくらいまで気持ちが落ちた時期もあって、そんな私を見かねてお母さんが気分転換のために旅行に連れていってくれてなんとか持ち直しました。

 それから自分にいまできることをやろうとTwitterで「#今日のすずぱる」という動画を始めたり、個人でボイトレに通い始めたりもしました。9thシングルで落ちた時は悲しいというよりも「またか…」って気持ちになっちゃいましたね。でもだんだんと時間が経つにつれて本当に悔しいなと思うようになり……。いまは次の選抜には絶対入りたい! と燃えているところです(笑)。

――そこまで気持ち的に落ちてしまったのはやはりコロナ禍で、アイドルとしての活動が制限されていることも関係しているんでしょうか?

 結局一番そこが大きいかもしれないですよね。選抜に落ちたとしてもライブや握手会などファンの方とちゃんとコミュニケーションを取る場があればここまで苦しんでなかったかもしれないです。

 こういう状況で活動もそんなにたくさんはできていないからこそ、自分が何者なのか? と考え込んでしまうことも多くて。でもきっとここで諦めたら絶対後悔するので、9thシングル『何人(なんびと)も』の共通カップリング曲『ハグから始めよう』でセンターをやらせていただいたりしているのでいまいる場所でとにかく頑張っていきたいと思っています。

 いまは前向きに自分の与えられた位置で頑張り続けている鈴木さん。そして、取材日近くに発表がされた同じ1期生でともに共通カップリングメンバーとして頑張ってきた朝日花奈さんのお話に。

――1期生の朝日さんが今年で卒業と発表されています。

 うわ~。私にとってはめちゃめちゃ痛手なんですよね~。かにゃん(朝日花奈)とは共通カップリング曲で一緒になってからよく話していたし、相談にも乗ってもらっていたのでかにゃんが心の支えになっていました。なので、いなくなったらどうなっちゃうんだろうっていう思いがあります。

 最初は卒業を止めたんですよ! でも以前から卒業を考えているという話を聞いていたので、いまはその決断を応援するしかないと思っています。

――朝日さんの卒業発表が出た時、多くのメンバーさんが卒業を悲しみツイートをしていました。

 本当に愛されている人でしたね。特に後輩や年下メンバーからもとても慕われていたので。あの……。かにゃんってすごいんだよって話をしていいですか?

――どうぞどうぞ!

 かにゃんって楽屋でも収録でも同じテンションで誰に対しても分け隔てなく接することができてとりあえずめっちゃいい人。それにパフォーマンスもかわいい系もかっこいい系もできるし、背が低いのを感じさせないダンスを踊るし、歌声も一発でこれかにゃんが歌っていると分かる歌い方ができるし……。これって絶対これまでの努力の賜物だと思うんです。

 人としてもアイドルとしても尊敬できる素晴らしい人なんです。わ~一気にしゃべり過ぎて息止めていたかも(笑)。

――息止めて話すくらい朝日さんへの思いが強いんですね。でも年齢としては少し離れていますよね。

 初期の頃はかにゃんのほうが6歳年上ということもあってあまり話さなかったので、どちらかというとパフォーマンスが大好きでよく見ていました。

 でもたくさん話すようになって、一見サバサバしているように見えるけど、私含めいろんなメンバーのことをちゃんと気にかけてくれて落ち込んでいる時に絶対声をかけてくれる人で。パフォーマンスから入っていまは中身も大好きになっちゃいました(笑)。知っていくうちにどんどん惚れていったんです。

――8thシングル『愛を知る』の共通カップリング曲『壁は続く』で朝日さんがセンターで、鈴木さんはフロントでしたよね。

 そうなんです! かにゃんのパフォーマンスのすごさが分かるのが、Good Tearsくらいだったけど、この曲でかにゃんのすごさがやっと世に出る! ととてもうれしかったです。最後に隣でパフォーマンスさせてもらえてよかったなあ。

 最後に鈴木さん自身のプライベートのお話を伺いました。

――鈴木さんの素ってどんな感じですか?

 わ~。私、たぶん一生ラストアイドルで素を出せないんですよ。ごめんなさい、宣言しちゃいます。殻を破ろうと思ってもどうしても無理で……。でも唯一籾山ひめりちゃんだけには見せれるんですよ。ひめりちゃん曰く、私といると高校生の友達の感覚らしいです。

――籾山さんといるとちなみにどんな性格になるんですか?

 ひめりのほうがしっかりしているので、ただの子供になります(笑)。安田愛里ちゃんとか大人メンバーといると年上だからなんなのか分からないんですけどしっかりしなきゃってスイッチが入ってしっかりキャラになるんです。人によって自分のキャラが変わるのがすごく嫌で、さっき話していたかにゃんのように誰にでも同じテンションでいける人になりたいと常々思っています。

――いまもどちらかというとしっかりしているように見えます。

 そうなんですよ。第一印象は「頭よさそう、しっかりしている」って言われるんですけど本当にそんなことないんです。だから、だんだん関係が深まると「頭いいと思っていたけど違うんだね」とか言われたりすることもあって、ちょっと悲しいです(笑)。

――ファンの方の前ではどうですか?

 Twitterとか誰でも見れちゃうところではかわいい自分でいるようにしているんですけど、SHOWROOMとかモバイルメールとか私を推してくれているファンの方の前では素に近いのかな……。うーん、でも分からない(笑)。

――「#今日のすずぱる」動画はどうなんでしょう?

 あれは完全お母さんプロデュースでやっていて素ではないです(笑)。お母さんが「あざとい系でやるのがいい!」とか「もうちょっと首を傾げてよ」とか指導が入って試行錯誤しながらできた動画です。

――じゃあいま一番素を出せている動いている鈴木さんが見られる場というとSHOWROOMになるんでしょうか?

 いや家の隠し撮りですね(笑)。でもそれは絶対無理なのでSHOWROOMがそうすると一番かな。はい! 私推しの方はSHOWROOMをぜひ見てください~!!

 最終回恒例。鈴木遥夏さんの“すっぴん”は……⁇

・人生初となるボルダリングにバッティングにおそらく辛い気持ちが強かったにも関わらず決して屈しない強靭な精神の持ち主。

・とにかく歌って踊ることが大好き。休日にほかのアイドルグループのダンスの完コピしてしまうほど。

・食いしん坊。筋肉食堂回(https://taishu.jp/articles/-/83123)では食べる勢いがすごく、もう少し食べれるくらいの余裕があった。
・ご本人は自分をただの子供と言っていたが、17歳とは思えないほど気遣いができしっかりしている。
・バッティング回(https://taishu.jp/articles/-/83238)で分かったのが負けず嫌いな部分があるということ。初心者で実際にやった時間も少ない中でヒット、ホームランが出せなかったことに相当悔しさを感じていた。

・大切にしているのは人から頂いたお手紙とモノを大切にする温かい心を持っている。

「もう絶対明日筋肉痛ですよ~(笑)。でも今日一日でボルダリングとバッティングをなんとかリタイアせずできたので、これからどんなスポーツ企画が来ても大丈夫な体力が付いた気がします(笑)。ありがとうございました! いや~脚も腕も全部痛い~」と言いながら帰っていった鈴木さんさんであった。

鈴木さんが選ぶ次回メンバーを大発表!

選んだメンバーと推薦理由は……?

https://www.youtube.com/watch?v=2aNCW4LCCUM&feature=youtu.be

→次回は鈴木遥夏さん推薦! 2期生の高橋美海さんが登場!

※高橋美海の高ははしご高が正式表記

PROFILE

鈴木遥夏(すずきはるか)

 2003年6月29日生まれ、千葉県出身。ラストアイドル1期生。6歳から習っているダンススキルを活かし、ステージでは圧倒的なパフォーマンスを魅せる。今月発売された最新シングル『何人(なんびと)も』の共通カップリング曲『ハグから始めよう』ではセンターを務める。

ツイッターアカウント:@haru_LaLuce
インスタグラムアカウント:@haruka4227

(撮影=田中智久)

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