佐藤健と満島ひかり、10年を超え「宇多田名曲ドラマ」で再会!「5つの運命」

日刊大衆

佐藤健
佐藤健

 佐藤健(31)と満島ひかり(35)が、22年配信予定のドラマ『First Love 初恋』(Netflix)で、W主演を務めることが12月3日に明らかになった。

 佐藤は、一度は航空自衛隊のパイロットになるも、現在は別の道を進む、一途でまっすぐな性格の並木晴道(なみきはるみち)役、満島はフライトアテンダントを目指すも不慮の事故で運命に翻弄される野口也英(のぐちやえ)をそれぞれ演じる。ストーリーについては、

《90年代後半と、ゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、20年余りに渡る忘れられない“初恋”の記憶をたどる一組の男女の物語》

 と紹介されている。

「佐藤と満島は、新鮮な取り合わせですよね。脚本・監督を担当する寒竹ゆり監督と佐藤、満島の3人でのクロストークも紹介されています。満島が“ラブストーリーをほとんどやったことがないので、ドキドキする新しいキャスティングがいいなと思っていて”という理由で、佐藤のキャスティングをプロデューサーらに提案したそうです。実は、佐藤と満島は、これで3度目の共演になりますね」(女性誌記者)

■若手時代に2度共演した仲

 佐藤と満島の共演作といえば、三浦春馬さん主演の10年のドラマ『ブラッディマンデイ シーズン2』(TBS系)を思い浮かべる人が多いだろう。佐藤は秀才で弓道の名手・九条音弥として主人公のサポートに徹していた。満島は、シーズン2における超重要人物として、三浦さんと最終回では鬼気迫る演技合戦を繰り広げていた。

「実は、佐藤と満島の初共演はそれよりも前。佐藤の出世作、07年の『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)なんです。満島の出番は短く、前後編の第17.18話と第33話の3話だけでしたが、物語が大きく動く回に出演しており、“佐藤の高校時代の同級生で、留学から帰国した少女”という役でした」(特撮ライター)

 満島の役は完全な一般人だったが、彼女がきっかけで「これまで具体的に明かされなかった本編前に主人公(佐藤健)や姉(松本若菜)を襲った不可思議な婚約者失踪事件」が明かされたほか、「物語のカギを握る2号ライダー・ゼロノスの登場」など、風雲急を告げる回に出演しているのだ。

■満島もまた、特撮俳優だった

「それだけに、佐藤にも印象に残っている相手でしょう。ちなみに、ブラッディマンディと電王で共演した以外の共通点としては、満島も05年の『ウルトラマンマックス』(TBS系)でレギュラーで活躍したいわゆる“特撮俳優”であることや、ダンスが得意なことが挙げられます」(前出の特撮ライター)

 満島はアイドルグループ『Folder5』としての活動終了後、女優に転身。そして、『マックス』でテレビドラマ初主演を果たしたのである。

「怪獣防衛チーム『DASH』のオペレーターアンドロイド・エリーを演じていました。終始無表情の棒読みがいかにも無機的で、いい演技でしたね。ちなみに、満島に怪獣が憑依して感情豊かになる回もありますが、これは終始無感情に徹する演技にストレスが溜まっていた満島へのサービスで行ったと、満島をエリーに抜擢した金子修介監督が自身のブログで明かしています」(前同)

 当時の満島について金子監督は「子役で『モスラ2』に出て以来初めてお芝居らしいお芝居をした、ということでとても楽しかったらしく、はしゃいでいた」と、ブログで語っている。

■特撮で演技に目覚めた二人

 満島は12年の『朝日新聞×マイナビ転職』のインタビュー企画で、当時『マックス』も担当していた特撮界の巨匠・実相寺昭雄監督に「君、芝居を続けるといい。役者に向いているよ」と言われたことで、「その言葉で変わりました。とにかく役者をしっかりやろうと思いました」としている。

「佐藤も『電王』について18年に“ほぼゼロから全てを教えていただいた僕の原点”と映画『平成ジェネレーション』出演時にコメントしています。ある意味、似た者同士かもしれません。ダンスについても同じことが言えますね」(専門誌記者)

 佐藤は、高校時代ブレイクダンスに青春を捧げていた。16年10月の『週刊女性』(主婦と生活者)のインタビューでは、「学校が終わったら友達と駅に集まって、終電の時間まで練習して……。だから毎日すごく眠かったですよ(笑)」としている。

『電王』でも特技のブレイクダンスを生かした演技もあって、当時のメイキングでも「ハートですよ、ダンスは!」としていた。

■ダンス好きという共通点がある

「満島の場合、『Folder5』は、7人組時代はかつて三浦大知(33)も所属していたことから分かるように、超本格的なダンスユニットでもありました。『ONEPIECE』(フジテレビ系)の主題歌にもなった、00年の『Believe』がとりわけ有名ですよね。ちなみに、Folder5時代は“HIKARI”という芸名でした」(前出の専門誌記者)

 17年には、プロデューサー、DJとして活躍する大沢伸一のプロジェクトMONDO GROSSOの『ラビリンス』のMVで、久しぶりにダンスとボーカルを披露したが、そちらも非常にハイクオリティなものだった。

「ダンスでリズム感やシンクロ感は十二分に研ぎ澄まされているはず。佐藤と満島は、そういう意味でも相性がいいかもしれません。実際、先述のクロストークで寒竹監督は“ひかりちゃんと健くんが並んでビールを飲んでいる姿が、もう普通にお似合いで、とても素敵で、ずっとニヤニヤしながら眺めてました”と話しています」(前同)

■シェイクスピア作品経験者でもある

 そして佐藤と満島は、2人とも類まれな演技の才能に恵まれている。『ザテレビジョンドラマアカデミー賞』や『日本アカデミー賞』、『コンフィデンスアワード・ドラマ賞』、『東京ドラマアウォード』など、数々の賞をを受賞しているのだ。

「ちなみに、佐藤も満島も、シェイクスピア作品の舞台に出演経験があります。佐藤は12年の『ロミオ&ジュリエット』、満島は15年の『ハムレット』にそれぞれ出演していますね。舞台で多く活躍する満島と違い、佐藤は『ハムレット』がブレイク後唯一の舞台。その一作が満島と同じシェイクスピアな作品なあたり、運命的なものを感じますね」(前出の専門誌記者)

 佐藤は今回のオファーと満島について、

「(ラブストーリーは)相手役の方は本当のところどう思ってるんだろうって、気にしちゃうんですよね。だから満島さんがさっき言ってくれたみたいに、“私が決めました!”と聞けるとホッとするし、すごく嬉しかった」

 と話している。

 若手時代の2度の共演、同じ特撮俳優、ダンス、そしてシェイクスピア……。相性の良さはまさしく運命。配信されるドラマが楽しみだーー。

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