買ってきた寿司を5日後に食べた女性、失禁や幻覚を訴える 原因は寿司の鮮度だった? (2/3ページ)
ただし、体内に入っても大抵の場合症状は出ず、症状が出たとしても胃痛や下痢、腹痛などの軽い症状のみで治るという。
また、アメリカの総合病院が運営するサイト『Mayo Clinic』は、サナダムシは食品を十分に熱したり、冷凍保存することで除去できると伝えている。同記事によると、熱する場合は63度以上で食品に十分、火が通るまで加熱する必要があり、冷凍保存する場合はマイナス35度以下で少なくとも24時間以上保存する必要があるそうだ。
なお、感染症に関する検査や情報を管理している日本の『国立感染症研究所』の公式サイトによると、日本で発生したサナダムシによって体調に支障をきたした被害は、2007年~2017年3月までの11年間で、国立感染症研究所で確定診断した例と学術誌の症例報告数を合わせて439例だったという。サナダムシによる被害は、生鮮魚の流通システムの発達によって年々減少傾向にあるそうだ。
新鮮でない食べ物をうっかり食べてしまうことはあるかもしれない。しかし、深刻な症状が出る可能性は低いとは言え、サナダムシを食すことによる被害も報告されていることから、生ものを食べる際は十分に注意する必要がありそうだ。