歌手で俳優、演出家、作家の美輪明宏（８５）が、１２月１日放送の『ありえへん∞世界』（テレビ東京系）に出演。自身の霊感について言及し、視聴者を驚かせたようだ。

　今回の放送は２時間スペシャルで、美輪の発言があったのは放送開始から４５分ほど経ったころ、“ありえへん深海魚ハンター”と題し、関ジャニ∞の安田章大（３６）が激レアな深海魚釣りに挑戦するコーナーのときだった。

　ありえない深海魚が釣れたという前フリからＣＭが明けると、突然「美輪明宏が…ひた隠しにしてきた自身の衝撃変化!?」というタイトルがあらわれ、ロケＶＴＲからスタジオの映像に切り替わった。

　そして、美輪が「昔はね、いろいろな霊感があって、いろいろな物が見えたり聞こえたり」と語りはじめると、村上信五（３８）が「そうですよね。オーラが見えてという、はい」とフォロー。

　続けて、美輪は「だけど、最近はパタッとなにも見えなくなったのね」と、自身の霊感がなくなってしまったと告白。村上が「ちょっと、なかなかの衝撃発言ですよ！」と驚き、スタジオも騒然。

　さらに、美輪は「なにも見えなくなって。だからファンレターなんかでは、見てくれって言われて、困ってんのね」と現状を明かし、「それ、やめていただきたい」と訴えた。

■かなり前から見えなかった？

　村上は爆笑して「美輪さんファンの皆さん、今、１回、霊感がストップされてますので、そういった関係のファンレターはおやめいただきたい」とフォロー。続けて「いつからぐらいですか？　霊感止まりだしたのは？」と質問した。

　すると、美輪は「４、５年前ぐらいじゃないかしら」と明かし、村上が「けっこう、温めていらっしゃいましたね」と、長い間、美輪がひた隠しにしていたと指摘。すると、美輪はカメラに向けて「だから、もう送らないでいただきたいのね」と再び訴えた。

　これを受け、村上も「今までずっとお願いされてきたわけですから、１回ぐらい美輪さんのお願い聞いてください、みなさん」と訴えると、美輪が「だから、そういう方は岡田さんのほうにいらしてください」とニッコリ。

　突然、水を向けられたゲストのますだおかだの岡田圭右（５２）は、慌てて「いやいや、ちょっと待ってください。俺、なんも見えへん。なんで急に、なんで俺のほうに？」と否定したが、美輪はいたずらっぽく笑っていた。

　番組内でこれ以上の言及はなく、視聴者はツイッター上では「美輪さんめちゃくちゃ衝撃的なこと言ってるな」「美輪明宏さんも高齢で霊感がなくなるのか……歳をとるって怖いな」「美輪さんに霊感なくなっても美輪さん自身が神秘な存在だし」などと、わずか１分１５秒のやりとりに騒然としていた。

　美輪は天草四郎の生まれ変わりで幼い頃から不思議な体験をしてきた、霊能者の道場破りをした、いくつも予言を的中させたなど、数多くの霊感エピソードを持ち、スピリチュアルに対する造詣が深い。

■病気が影響しているのか？

　霊感がなくなった４～５年前というのは、『ＮＨＫ紅白歌合戦』に４年連続で出演し、１５年の第６６回では正規枠で最年長の８０歳で出場を記録した頃。その後、１９年には軽い脳梗塞を発症して入院。現在は舞台やテレビなどに復帰しているが、霊感に何がしかの影響を与えたのだろうか？

　また、今回の衝撃告白について公式サイトやツイッターでは言及されていない。なぜ、バラエティ番組で突然発表したのか……。やはり、美輪明宏は永遠にミステリアスな存在ということなのかもしれない。