松本人志、意味深発言と激怒の相手…渡部建が招く「国民的笑番組の終了」

日刊大衆

松本人志(ダウンタウン)、渡部建(アンジャッシュ)
松本人志(ダウンタウン)、渡部建(アンジャッシュ)

 今年6月に“多目的トイレ不倫”が報じられたお笑いコンビ・アンジャッシュ渡部建(48)が12月3日、会見を行って一連の騒動について謝罪と説明をした。

 渡部については、複数のメディアで大みそか放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の年越し特番『絶対に笑ってはいけない大貧民 GoToラスベガス24時!』(日本テレビ系)への出演を報じられていた。

 会見でも『笑ってはいけない』への出演に関する質問が集中したが、渡部は「私の口からは言えない」を繰り返し、出演したことについて明言することはなかった。

 ダウンタウン松本人志(57)は12月6日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、『笑ってはいけない』について「言いたいことは山ほどありますけど、言えることはちょっとしかない」と含みを持たせつつコメント。

 そして「今年の年末の『笑ってはいけない』は、お子さまからおじいちゃん、おばあちゃんまで楽しめる番組に仕上がっていると思うので、ぜひご覧ください、という。完結編ということになるかも。ぜひぜひそれをご覧くださいとしか言いようがない」と語ったのだ。

■「完結編」発言はボケではない!?

「『ワイドナショー』での“完結編ということになるかも”という発言に、MCの東野幸治さん(53)がツッコミを入れて、笑いが起きていましたが、松本さんの表情はけっこうマジのように見えましたね。あの部分は真剣だったんじゃないかと……。というのも、松本さんは一連の渡部さん出演に関する報道について、怒りを示していますからね」(バラエティ番組関係者)

 松本は11月22日放送の『ワイドナショー』で、渡部の『笑ってはいけない』出演が放送に先駆けて週刊誌やスポーツ紙に報じられたことについて「あの番組は、誰がゲストでどこで出てきて何をするのか、我々は知りたくない。ずっとドッキリを仕掛けられる受け身の側だから」と番組の趣旨を説明。

 そして「収録の前にあれ(記事)を出されて。知りたくなかったので、これはルール違反も甚だしいと思う」と不快感を露わにした。

「松本さんは事前に渡部出演という“ネタバラシ”をした週刊誌に対して“ルール違反だ”と怒ったわけです。それはもっともなことで、気持ちは十分に分かりますよね。

 ただ、同時に関係者から聞こえてくるのは、結果的に情報が漏れてしまった番組サイドにも、めちゃくちゃ怒っているのではということなんです。松本さんは昔から情報漏洩やネタバレみたいなことが大嫌いですからね」(前出のバラエティ番組関係者)

■大晦日15年目でマンネリ化も叫ばれ

 放送作家は話す。

「『笑ってはいけない』のスタッフはこの十数年間、ゲストに関する情報などを周囲に漏らすことは絶対にありませんでした。ただ、今回に関しては、どういう経緯か漏れてしまったんです。そこに松本さんは不信感を抱いているのかもしれません。松本さんは毎年会見で“今年が最後”とボケて、笑いを取っていますが、実際、体力的にもキツいでしょうし、何よりマンネリを嫌う人ですから、“今年が最後”というのは意外と本音なのかもしれない。

『笑ってはいけない』の大晦日放送は今年で15年目を迎え、“国民的番組”や“大みそか恒例特番”とも言われますが、松本さんは“恒例”などと言われることにもよくは思っていない可能性もあります。数年前までは松本さんもやる気を失っているように見えたし、実際に番組の中身も“ダレて”いましたからね」

 近年『笑ってはいけない』シリーズの世帯視聴率は右肩下がりを続けており、2018年の大みそかに放送された『絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!』は、第1部が14.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、第2部が12.8%とワースト記録を更新。

 ネットには「そろそろネタ切れでは?」「毎年同じことの繰り返しで飽きた」といった辛辣な声が多数上がっていた。

■日テレエース投入で番組は盛り返したが……

「2018年の不発を受けて、2019年には『行列のできる法律相談所』『世界一受けたい授業』『有吉反省会』などを手掛ける日本テレビのエース演出家・T氏を総合演出に投入。昨年の『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』の視聴率は、第1部で16.2%、第2部で14.6%と高視聴率をたたき出したんです」(前出の放送作家)

 2019年の『笑ってはいけない』では、それまで恒例コーナーだった、「暴露シリーズ」や「絶対に驚いてはいけない〇〇」といったコーナーを廃止。

 出川哲朗(56)とダチョウ倶楽部上島竜兵(59)がそれぞれリーダーとなり、複数の芸人が体を張ったチーム対決を行う恒例コーナーも、大みそかの本編ではカットされ、1月4日の『完全版SP!!』での放送となった。

「完全版に回されたのは、同コーナーに出演していた佐野史郎さん(65)がケガを負ったたことが放送前に報道されたことが影響したのかもしれません。ただ、恒例コーナーを廃止し、テンポをよくしたことで数字も評判も上々だったんです。

 昨年は、マンネリ気味だった番組が一新され、松本さんも前向きになっていたのではないかと言われていますが、そもそもはずっとやめたがっていたわけですからね……。

 今回の渡部さんの一件がきっかけで、松本さんが“そろそろいいんじゃないか”と考える可能もゼロではない。『ワイドナショー』での“完結編”発言が冗談ではなかった、なんてことになってしまうかもしれませんね……」(前同)

 大晦日に大爆笑を届けてくれる『笑ってはいけない』は、今後も長く放送されてほしいが……。

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