ウエンツ瑛士『火サプ』予定外打ち切りで…水卜麻美アナ“ボンビー地獄”継続!

日刊大衆

ウエンツ瑛士、水卜麻美アナウンサー
ウエンツ瑛士、水卜麻美アナウンサー

 日本テレビの人気バラエティ番組『火曜サプライズ』(火曜19時~)が2021年3月をもって終了することを、12月9日付の『スポニチアネックス』が報じた。

 同番組は2009年4月に月曜から金曜のゴールデン帯に連日放送の帯番組『サプライズ』としてスタート。翌2010年4月からは、火曜週1回の放送となり、現在はウエンツ瑛士(35)、ヒロミ(55)、山瀬まみ(51)がMCを務めている。

 記事によると、日本テレビ関係者は「編成の総合的な判断」で番組終了となると説明しており、「視聴率が理由ではない」という。

「『火曜サプライズ』(以下、火サプ)の打ち切りは驚きですね。『火サプ』は世帯視聴率も2桁台を取っていました。数字的に“もう少し頑張ってほしい”という声は聞いたことがありますが、打ち切りの筆頭候補ではなかった。日本テレビの番組では『火サプ』よりも、『幸せ!ボンビーガール』のほうが、打ち切りに圧倒的に近かったですからね」(制作会社ディレクター)

■『火サプ』の打ち切りに日テレ内部からも「なぜ?」

 2011年4月に深夜枠でスタートし、2013年4月から火曜22時のプライム帯に昇格した『ボンビーガール』。

 番組開始以降、元TOKIO山口達也(48)と水卜麻美アナウンサー(33)がMCを務めていたものの、山口が不祥事により降板。現在は水卜アナ1人で進行役を担当している。

「ここ最近は世帯視聴率が1桁台で、個人視聴率も低迷。9月22日の放送回からリニューアルされたのですが、番組内容に大幅な変化はなく、世帯視聴率9.5%、個人で5.3%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)という結果でした。

 そのため、日本テレビ内部でも打ち切り候補の断トツ筆頭番組として『ボンビーガール』の名前が挙がる、という状態だったんです」(前出の制作会社ディレクター)

『スポニチアネックス』によると、『火サプ』の人気コーナー「アポなしグルメ旅」のロケが新型コロナウイルスで難しくなり、「これまで通りのロケができない」ということで、打ち切りが決まったという。

「ただ、『ボンビーガール』も不動産屋に行ったり、物件を内見したり、ボンビーガールの家を訪問したりと、ロケの要素は多々ありました。にもかかわらず、『ボンビーガール』より『火サプ』が先に打ち切りになることに、日本テレビ関係者からも“なんで!?”と疑問の声が上がっています。

 驚きの改編ですが、『ボンビーガール』が打ち切りを免れたのは、これまで総合演出を担当し、人気番組に育て上げてきた日本テレビの敏腕演出のS氏が、この秋の人事で異動となったことが関係している可能性もあります」(前同)

■『ボンビーガール』打ち切りは2021年秋?

 S氏は『ボンビーガール』以外にも、『天才!志村どうぶつ園』や『ザ!鉄腕!DASH!!』など、日本テレビの人気番組の総合演出を担当してきた。また、9月12日に放送された音楽特番『THE MUSIC DAY』や、過去には日本テレビ夏の恒例の『24時間テレビ』の総合演出も手掛けている。

 12月8日の『デイリー新潮』では、そのS氏が10月に異動となり、管理職に出世したと報じている。

「『ボンビーガール』の番組クレジットには、“チーフプロデューサー(CP)”としてS氏の名前がありますが、日本テレビのCPはコンプライアンスや人員の労働管理などを担当する管理職。

 そのS氏の後を引き継いで、秋からは新しい人が総合演出を担っているわけですが、その人にチャンスを与えないまま番組を打ち切るのは“あんまりだ”という判断が、日本テレビ上層部であったのかもしれないですね」(前出の制作会社ディレクター)

 制作会社プロデューサーは話す。

「日本テレビは今、6年連続視聴率3冠王を達成していて、民放キー局の中では断トツ“勝ち組”です。そのため、春と秋の改編期にはそれぞれ1番組程度しか変えない、という話を聞いたことがあります。

 来春『火サプ』が終わるということは、他の番組は延命するということ。ただ、『ボンビーガール』は今後劇的な改善が見られなければ、来年秋にも打ち切りになるでしょうね」

■番組の演出に猛批判

 番組はこれから約1年は続くと見られるが、ここ最近の『ボンビーガール』に対しては批判の声が多々上がっている。

 11月10日の放送では、「ボンビーボーイに恋して人生変わっちゃったガール」と題し、ボンビーな男性と結婚して幸せになったという女性を紹介。クラブでナンパしてきた“無収入”の13歳年上の男性と結婚した女性が登場した。

 女性はネットショップなどを運営しており、月収200万円の稼ぎがあるという。

「一方の夫は専業主夫として家事を担当し、1食200円ほどの節約料理を披露したり、生活費を管理したり、その役割をしっかり果たしていました。ところが、番組ではその夫を“無収入”や“収入ゼロ”と繰り返して強調し、視聴者からは“適材適所でいいやん”、“時代遅れの性差別……男女逆だったら主婦に『無収入』とか言う?”といった批判の声が上がってしまいました」(テレビ誌ライター)

■『ボンビーガール』は水卜アナの汚点に?

 10月13日の放送では、番組内の演出が批判を浴びてしまった。

 この日は、“番組史上最大級の美女”として話題になったモデル・女優志望の新人タレント・川口葵(21)がメインの企画「芸能界駆け出しガール」が放送された。

 川口は人生初のCM収録に挑戦し、NGを連発したものの、最後には監督から「バッチリです。すごい完璧でした」と評価を得て、収録は終了。

 VTR明け、水卜アナが完成したというCMについて、番組レギュラーの劇団ひとり(43)に「見たいですよね?」と質問すると、劇団ひとりは「めちゃくちゃ見たい!」と応じ、水卜アナは「(CM映像を)いただいてきました。ご覧ください!」とVTRを振った。

 ところが、その直後に流れたのは川口が出演するCMではなく、番組スポンサーの通常のCM。この構成に困惑した視聴者も多く、「ご覧くださいって言ってスポンサーのCMを流すとかどえらい詐欺」「まぎらわしい振り!」といった批判の声が寄せられてしまった。

「他にも、かなり強引な演出、内容への批判もあります。川口についてもいろいろな話がささやかれていますね……。

 視聴率も振るわず、番組の内容にも多く批判が寄せられる中、今後1年にわたってMCを続けなければならないのは、水卜アナにとってはキツいでしょうね。水卜アナはアナウンス能力は抜群で、特番のMCも務めているし、出演する『スッキリ』で追い続けたNiziUも大ブレイク。日本テレビ内部では“ヒットの神様”とまで言われている。

 近い将来、日本テレビの取締役にまでなるとささやかれるほどの存在です。そんな水卜アナが担当している番組で、唯一調子が悪いのが『ボンビーガール』なんです。彼女の今後のキャリアを考えたら、下手に延命するよりも、早々に打ち切りにしたほうが、経歴に傷はつきませんよね」(前出の制作会社プロデューサー)

■『火サプ』枠でスタートする新番組は?

『ボンビーガール』より前、来年3月に終了する『火サプ』の後にはどのような新番組が控えているのだろうか。

「番組の内容まではまだ聞こえてきませんが、『火サプ』の枠の制作は日本テレビではなく、系列局が担当することになるようです。それもやはり制作費削減のためでしょう。先日の決算で日本テレビの大幅赤字が明らかになりましたからね」(前出の制作会社プロデューサー)

 11月5日、民放キー局4社は2020年4~9月期の連結決算を発表。各局、新型コロナウイルスの影響で、広告やイベント関連の収入が落ち込んだ。

 日本テレビホールディングスは利用者が減ったスポーツクラブ事業で約160億円の減損損失を計上。最終損益は56億円の赤字(前年同期は136億円の黒字)となった。

「視聴率3冠王の日本テレビですが、本業のテレビ事業に加えて、子会社のスポーツクラブ『ティップネス』がもろにコロナの影響を受けて大赤字。かなりの痛手を負ったんです。そのため、テレビに関しても制作費を削減するため、火曜19時というゴールデン帯の枠を手放し、系列局に任せることになるようです。

 日テレ上層部の中には、『ボンビーガール』も早々に終わらせて、放送枠を系列局に渡したい、と思っている人はいるでしょうね。『ボンビーガール』は『火サプ』より視聴率も良くないのに、制作費は高い“金食い虫”でもあるんです。もはや改善の目はなく、おそらく1年後の終了の日まで、このまま血が流れ続けるだけ。水卜アナは愛社精神と責任感が極めて強い人で、番組をなんとか立て直したいと思っていそうですが、彼女をもってしてもさすがに難しいでしょうね」(前同)

 水卜アナは“キングボンビー”に取り憑かれてしまった!?

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