サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「アオイゴールドの末脚が炸裂」 (2/2ページ)
和田師は「前走以上。これまでで最もいい状態かも」と、目を細めていたが、当方としても納得、うなずけるものだった。
人気薄(10番人気)ながら新馬戦を勝ち上がり、続く札幌2歳S(12番人気4着)で今回の有力候補の1頭、ソダシにコンマ4秒差まで迫ったほど。
この時は中間、順調さを欠いていて、追い切り後の陣営のコメントも「息遣いが悪く、少し体が重い」と控えめで、いい状態ではなかった。それなのに好内容のレースをしたわけで、能力はかなり高いとみていいのではないか。
続く3走目の紫菊賞は、逃げて直線パッタリの5着。勝ち馬に大きく離されての大敗だった。しかし、この時も調整に不備があったとみている。関西までの長距離輸送を考慮し、稽古を軽くしたのが裏目に出た格好。走りが大きいだけに道悪馬場もよくなかった。
このように結果がよくなかった2戦とも理由がはっきりしており、決して軽くみてはいけないのだ。
勝負根性があるゴールドシップ産駒で、母系は米国の一流血脈。よほどの道悪にならないかぎり、大きく狙ってみたい。
もう一頭、狙っておもしろいのは、ルクシオンだ。実績から短距離馬のようにみられているが、ダービー馬エイシンフラッシュ産駒で母系もなかなか。九州産馬だが強烈な決め手が身上の馬。一発があっていい。