推計売上7兆円!「新経済連盟」が提言したスポーツベッティング導入の是非 (2/2ページ)
「新経済連盟は楽天の三木谷さんらを中心に2010年にeビジネス推進連合会として発足、後に三木谷さんが電力政策を巡って経団連と対立・脱退するのとほぼ同時に連盟と改称して今に至ります。連盟の主張は、三木谷さんが経団連を脱退したことに見られるように、ネット事業者の立場からドラスティックな規制緩和を求めるため、時には周囲と鋭く対立する傾向があります。特に医薬品のネット販売を巡っては国相手に訴訟を起こすなど、争う姿勢で有名です」(経済紙記者)
特に「刑法の特例法を措置」となると、国民の理解を得るのはかなり難しいだろう。最初にtotoの話が出た時にも、「スポーツを賭け事の対象にするのか」との反対世論は大きかった。
ただ、これに先駆けること2カ月前の10月7日、サイバーエージェントは、日本でスポーツベッティングが導入された場合の売り上げ規模を推計。それによると年間7兆円規模にもなるというから、効果は大きい。2019年の中央競馬の売り上げ約2兆8800億円の2倍以上だ。
だが、サイバーエージェントの藤田晋氏は新経連ナンバー2の副代表理事だ。提言の下地作りだった?いや、そんなことはないだろう。
(猫間滋)
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