ドン小西 格好いい自分でいるために美意識だけはずっと持っていたい (2/2ページ)

アサ芸プラス

テリー ちゃんとしてるなぁ。

小西 だから、たとえ誰かに隠し撮りされても、恥ずかしくないようにね。今、インスタ映えなんて言葉もあるけど、そんなことしなくても、いつも上質な事や物を意識していれば、格好いい自分でいられますよ。

テリー それが美意識だ。

小西 格好いいって、自分のためだからね。

テリー ドンさん、最近も街へ出て、洋服とかチェックしてるの?

小西 してますよ。今はあんまりおもしろいのはないけどね。やっぱり市場に迎合してるのが多いんですよ。どのターゲットを狙ってるかによって価格帯も決まってくるから。原宿には原宿の客層があるわけだしね。そうすると、そんなにいい素材もいらないんですよ。

テリー 今、僕らが若い頃と違って、上から下まで1万円でそろうからね。

小西 もちろん、それも悪くないですよ。僕もずいぶん仕事でやったからね。アウトレットに行って「さぁ、それではコーディネートしましょう」「これでなんと1万円!」とかさ(笑)。

テリー アハハハ!

小西 だけど、そんなの素材は劣るに決まってるんだから。それをファッションと呼んでいいかは疑問だよね。あれはファッションじゃなくて、衣料品だと思いますよ。

テリー あぁ、衣料品。

小西 そう。一流のレストランで食べるものと、ふだん食べるものとは違うでしょ。ごちそうと食べ物の違いみたいなものだよね。

「ドン小西 格好いい自分でいるために美意識だけはずっと持っていたい」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2020年 12/10号ドン小西デザイナーテリー伊藤ファッションエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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