幸せすぎて目が回る!『姉ちゃんの恋人』キンプリ髙橋海人「回る?」の“あまあま”弟力!

日刊大衆

高橋海人(King&Prince)
高橋海人(King&Prince)

ドラマ『姉ちゃんの恋人』(カンテレ・フジテレビ系)に出演中の、King&Prince 高橋海人(21)が演じる和輝が、本気を出してきた。姉ちゃんを大切に思う気持ちに感動しつつ、和輝自身の恋が加速していく様子に目がくらみそうだ。姉ちゃんの恋を応援しつつ、自分の恋を着々と進展させる和輝に注目したい。

 そこにいるのは、和輝そのものだった。芝居の経験とか上手さとかではなくて、髙橋本人の感受性の高さなのだろう。台詞とは思えないほどの表情や溢れる思いにつられて、感情移入してしまう。

■姉ちゃんに頼られることを誇りに思える家族愛に泣ける

 大切な人を守りたいと思えるのは、誰かにちゃんと守られてきたからだ。うれしい時、悲しい時、困った時、一番に相談して頼ってきた姉ちゃん・桃子(有村架純/27)は、まさに親のような存在。そんな姉ちゃんが、好きな人と付き合うことになって、その好きな人をお兄ちゃんみたいに自分も好きなりつつあって、でも実は前科があると聞いたら衝撃を受けないわけがない。それでも付き合うと決めた姉ちゃんが、先の未来に少しの不安を感じて『助けてください』と吐露したら、なんとか支えたいと思うのは当然のことだろう。

 いつも明るくて強い人が見せる弱さに、困難があるだろう未来を知りながらも幸せになろうとしている健気さに、誰もが泣いた。そして、和輝は真っ先に言うのだ。

「わかった。わかったよ、姉ちゃん。ずっと姉ちゃんが俺たちのこと守ってきてくれたんだ。今度は、俺たちが姉ちゃんを守る。何があっても、世界中が敵でも、俺たちだけは味方だから」

 真っ直ぐに、姉ちゃんを見ながら、涙ながらに伝える和輝の懐の大きさ、強い意志、潔さがまた泣ける。全てを受け入れて自分も困難に立ち向かうと決める男らしさに、弟2人も迷いなく和輝と同じ気持ちになれた。家族が一致団結出来たこと、これは本当に大きい。

■和輝の行動力に男らしさが光る

 姉ちゃんの好きな人・吉岡(林遣都/29)の出勤を、社員入口で待つ和輝。吉岡を見つけると、迷いなく前に立って手短に話すから聞いてほしいという。先制攻撃、先に断り避ける隙を与えないとは、なんてデキた男だろう。そして、二人を応援すること、吉岡自身にも自覚を持ってほしいこと、姉ちゃんを傷つけるようなことをしたら絶対に許さないことを伝える。拳をぎゅうぎゅう握りしめながら、真っ直ぐ見る目はジワジワと潤み、大切にしてほしいと頭を下げる思いに、真剣さが伝わってくるし、まさに一点の曇りなき和輝の思いに、弟としてだけでなく男としての願いに胸が熱くなる。

 吉岡にしてみても、自分が抱える重い事実を弟たちが知ったと聞いて、どう思っているか不安だっただろう。自分だけでなく、吉岡の気持ちも拾った和輝は頼りになる男だ。

 吉岡から約束を取り付け、安心した和輝がまた可愛かった。本当は少し恐かったんだろう、緊張したヘンな汗かいたと表情を崩し、場の空気を和ませた。

 そして「偉そうなこと言ってすみませんでした」と伝えて小走りで立ち去る和輝の後ろ姿に、カッコよかったよ!とほめてあげたい気持ちでいっぱいになった。

■和輝の「やめないよ」の破壊力にメロメロ

 姉ちゃんに、みゆき(奈緒/25)のことを問い詰められて「やめないよ」と即答する和輝。みゆきとの関係を『恋人』に変更するリスクをお互い分かっていて、それでも『やめない』し、むしろ姉ちゃんの公認を得たことで恋が加速していくことを感じさせた。姉ちゃんに髪をぐしゃぐしゃにされながらもうれしそうに笑いあう2人は『親代わりの姉ちゃん』ではなく『普通の年頃の姉弟』が感じられて、とても素敵なシーンだった。

 そして事実、姉ちゃんというハードルが無くなって、待合せ場所でみゆきを見つけた時の和輝のうれしそうな笑顔ったらなかった。アイドル雑誌で魅せる笑顔そのもの、いやそれ以上の輝きがあったのではないか。照れて戸惑うみゆきに、両腕を力強く大きく広げて迎え入れて抱きしめるのが和輝らしい。

 姉ちゃんと吉岡のことを応援すると決めた時も、吉岡に直接言いたいことを伝えに行ったことも、全ては、和輝の強さとか大きくて広い心があってこそだ。みゆきを抱きしめて「まわる?」と甘く聞いた和輝に「まわる!」と応えたみゆきが可愛すぎて、公園の中でぐるぐるまわる幸せな2人に自分も目がまわりそうになった。

 そして次週の予告で、またもや衝撃的にみゆきを甘やかす和輝の様子に目がくらんだ。和輝の甘い恋の様子をじっくりと見せつけてほしい。

(文・青石 爽)

『姉ちゃんの恋人』は、2019年に紫綬褒章を受章した岡田惠和氏によるオリジナル脚本。安達桃子(有村架純)は年の離れた3人の弟たちを立派に育てるため、一生懸命に日々を過ごしている一家の大黒柱。長男・和輝(髙橋海人)は農学部に通う大学生、次男は高校生、三男は中学生、全員明るくて仲の良い家族だ。そんな桃子が職場で出会った吉岡真人(林遣都)に恋をすることで、身近にある幸せを感じたり、家族や人とのつながりの大切さを感じる、ラブ&ホームコメディードラマである。
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