“辞めJレジェンド”田原俊彦「みんな辞めるの遅すぎる」金言とスゴすぎ“プロ意識”

日刊大衆

田原俊彦 撮影/弦巻勝
田原俊彦 撮影/弦巻勝

 12月13日に『文春オンライン』が、来年2月に還暦を迎える田原俊彦(59)の還暦直前インタビューを掲載。大いに話題になっている。

「田原さんは、1976年にジャニーズ事務所に入所。人気絶頂期の94年、33歳のときにジャニーズを退所して独立した、“辞めジャニ”の先駆けともいえる人物です。今回のインタビューでは、最近は中居正広(48)やTOKIO長瀬智也(42)のような“辞めジャニ”が頻発している状況について、“辞めるのが遅すぎる”としていますね」(女性誌記者)

 田原は「身動きが取れなかったんだろうけど、それでも30歳を超えれば、1人で歩きたいなって思うのが普通だよ」と、独立を肯定したほか、ソロではなくグループ活動をしているジャニーズに対して「大人が4人も5人もいたら、考え方や将来のビジョンは絶対に違ってくる。最初の5年とか10年は一緒にできても、20年も30年もとなると、それぞれに“本当はこういうふうに生きていきたいな”という思いができてくるわけだから」

 と、持論を述べつつも、「ジャニーさん(ジャニー喜多川)が亡くなられてからのここ一連の動きは派手なんでね。どうしちゃったのかなとは思うよ」と、時代が変わりつつあることを指摘している。

■昔からひと旗揚げたいと思っていた

「田原さんは、履歴書も持たず、山梨県の甲府から当時六本木にあったジャニーズ事務所の前をウロウロする、という型破りな方法でジャニーさんの目に留まりました。田原さんの家庭は母と子ども4人で、父親を早くに亡くしていて生活が苦しかった。しかし、結果的にそれが“長男としてひと旗揚げたい”という強い気持ちあった”というチャレンジ精神に昇華されたそうです。独立も、そういう強い意志の表れだったのかもしれません」(前出の女性誌記者)

 とはいえ、独立後は順風満帆ではなかった。現在でいう“忖度”でテレビの仕事が激減したことに触れて、田原は『文春オンライン』で、

「要するに、”ジャニーズを辞めた人間を成功させちゃいけない”ということですよね。もし僕がジャニーズを辞めて活躍してたら、”俺も行けるな”という子がきっと出てくる」

 としながらも、

「逆に、叩かれて“よーし”って燃えた部分もあったよ。僕にはジャニーさんから教わったスキルがいっぱいあるし、歌って踊ったら誰にも負けない自信もあった」

 と、やはりチャレンジ精神を滾らせていたことを明かしている。

■どこまでもマイケルを目指した

「田原さんがここまで自分に自信を持つことができたのは、やはりジャニーさんの存在が大きかった。田原さんはマイケル・ジャクソンを敬愛していますが、これは田原さんが15歳のころ、ジャニーさんが、“ユー、これにならなきゃダメよ”と、ジャクソン5のビデオを見せられながら言われたのがキッカケなんです」(専門誌記者)

 ギンギラのソックスやボルサリーノの帽子など、マイケルのファッションや、 “ムーンウォーク”など、マイケルのセンスを得ようと若き日の田原は奮闘。

 18年6月に『サワコの朝』(TBS系)に出演した際には「記憶の中で今もきらめく1曲」としてジャクソン5の『I Want You Back』を挙げて実際にダンスを披露した際も、まったく衰えを感じさせないキレのいい動きを見せている。

「『田原俊彦論』(青弓社)の著者・岡野誠氏は徹底的に資料を洗い、関係者や本人に取材したうえで“ムーンウォークを日本のテレビで初めて披露したのは田原俊彦”としています」(前同)

 田原の親友であるキング・カズことサッカーの三浦知良選手(53)は、かつて「マイケルがトシさんのマネしてましたよ!」と、マイケルのムーンウォークを見て田原に伝えたことがあるという。

■つねに“田原俊彦”であり続ける

「田原がマイケルに匹敵するほどの努力を積み重ねてきた、ということでしょう。インタビューで“ジャニー喜多川が一番作りたかった男になれたという自負はあります”と、謙遜しつつも認めていますが、その発言が許される実力は間違いないですよね」(前出の専門誌記者)

 来年で田原は60歳を迎えるが、いまだに20代のころの歌を、当時の振り付けのまま踊っている。身体が痛くても、会場につくと「田原俊彦、もうモード入ってるから。音が出たら、踊っちゃうんだよね」と、インタビューで明かしている。

「インタビューで“僕は田原俊彦だから、いつもメンタル、心の準備はしてる。たぶんそこが普通の人と違うところだと思う”“誰もいなくて1人の時でも同じで、家の中にいてもやっぱり田原俊彦なんですよ”としています。おそらく後輩ジャニーズでいうと、木村拓哉が常に“キムタク”であり続けようとしているのと、同じではないでしょうか。田原さんは“40年間やってるんで、わりとできるようになっちゃった”と事もなげに言っていますが、もう“レジェンド”としか言えませんよね……」(前同)

 生涯現役。かつて“トシちゃん”として一世を風靡した男は、令和になってもなお、輝き続けるーー。

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