『とくダネ!』終了でバナナ設楽『ノンストップ!』延長話の裏に「安藤優子の亡霊」!!

日刊大衆

設楽統(バナナマン)
設楽統(バナナマン)

 立川志らく(57)がMCを務める、TBSの朝の情報番組『グッとラック!』が2021年3月をもって終了すると、複数の週刊誌やスポーツ紙が報じている。

 12月14日のサンケイスポーツでは、これまでTBSの午前8~10時の枠の番組は、ワイドショーを制作する情報制作局が担当してきたが、2021年4月期からはバラエティ番組などを手掛けるコンテンツ制作局が受け持つことが決定したとも伝えている。

「これだけ具体的な報道が出ているわけですから、『グッとラック!』の終了は決定的でしょう。また、同じ時間帯にフジテレビで放送されている『とくダネ!』も来年3月をもって終了するのも、十中八九間違いないでしょう」(制作会社ディレクター)

 小倉智昭(73)がMCを務め、1999年にスタートした『とくダネ!』については、以前から終了報道が取り沙汰され、後任MCには関ジャニ∞村上信五(38)やメイプル超合金カズレーザー(36)の名前も挙がっている。

「実は今、フジテレビ上層部では『とくダネ!』とそのあとの時間に放送している『ノンストップ!』を1つにまとめて、新たな番組をスタートさせる、という案が浮上しているというんです」(前同)

■『バイキングMORE』の“成功体験”

 フジテレビでは今年秋の改編で、安藤優子(62)と高橋克実(59)がMCを務めていた『直撃LIVE グッディ!』が終了。それに伴い、前の時間帯の坂上忍(53)MCの『バイキング』の放送時間が1時間拡大し、『バイキングMORE』としてスタートした。

「フジテレビ上層部は、その『バイキング』の“成功”を評価しているといいます。現状の『バイキングMORE』は、視聴率的には“もうちょっと頑張ってほしい”というところなんですが、『グッディ』を打ち切って、『バイキングMORE』に組み込んだことで、めちゃくちゃ制作費を削減できたんですよ。

 視聴率はまだ微妙かもしれませんが、視聴者としても『グッディ』がなくなって、『バイキング』の放送時間が延びても、それほど違和感はなかった、ということなのかもしれません」(前出の制作会社ディレクター)

 11月5日、民放キー局4社が2020年4~9月期の連結決算を発表。フジ・メディア・ホールディングスは、コロナ禍で広告出稿やイベント関連の収入が落ち込んだことや、ホテル事業での稼働率低下も響き、純利益は81%減の54億円となった。

「フジテレビ局員の今年の冬のボーナスは、例年の半額になるとも聞こえてきています。そういう状況ですから、現場には“とにかく制作費をカットしろ”という指令が出ているんです。その点で、『バイキング』と『グッディ』の合体は制作費削減の面では大成功といっていい。この成功体験を受けて、“朝の番組も1つにまとめたほうがいい”という話が持ち上がっているようなんです」(前同)

■『ノンストップ!』が『とくダネ!』を取り込む2つのワケ

『とくダネ!』は平日の午前8時から9時45分まで、『ノンストップ!』は午前9時55分から11時30分まで放送されている。

 制作会社プロデューサーは言う。

「そもそもの話ですが、この時間帯は多くの人が働いていたり、学校に行っていてテレビを見ている人が少ないとき。なので、莫大な制作費をかけて視聴率を取りに行くような枠ではなく、フジテレビ内部では“ドラマの再放送でもいいんじゃないか”となっているぐらいだといいます。

 それで、“だったら制作費をかけずに1番組にしたほうがいい”という話が出ているといいます。そうなった場合、『とくダネ!』が切られて『ノンストップ!』が生き残るのではとささやかれていますね」

 その理由は2つあるという。前出の制作会社プロデューサーが続ける。

「1つは“放送外収入”です。『ノンストップ!』には、月曜日に『笠原将弘のおかず道場』、水曜日に『検索 きょうのおしゃレシピ』、金曜日に『One Dish』という料理コーナーがありますが、ここで紹介する料理は雑誌『ESSE』に掲載されているもの。

『ESSE』はフジサンケイグループ傘下の出版社・扶桑社が発行する雑誌ですから、『ノンストップ!』で『ESSE』に掲載されている料理を紹介するというのは、雑誌や『ESSE』関連の事業の宣伝も兼ねているんです」

 フジサンケイグループ全体でお金を生み出すという面では、『ノンストップ!』の料理コーナーは重要なのだ。

■『ノンストップ!』の制作会社もフジサンケイグループ

「さらに、毎日11時頃には『いいものプレミアム』という通販コーナーが放送されていますが、このコーナーで紹介する商品はディノスで取り扱っているもの。ディノスはフジサンケイグループの通信販売ブランドですよね。広告出稿が減少傾向にあるテレビ局で、通販事業はかなり大きな収益を生み出す部門になっています。

『とくダネ!』のような報道よりの情報番組に、料理や通販のコーナーを入れ込むのは不自然で、難しいでしょう。『ノンストップ!』の料理コーナーと通販コーナーは放送外収入のために、今後も継続させていく必要があるんです」(前出の制作会社プロデューサー)

 2つ目の理由は『ノンストップ!』を担当する制作会社にあるという。

「番組開始以来、制作を手掛けるのがフジサンケイグループの制作会社・ネクステップです。同社の多くの社員が、『ノンストップ!』で働いています。一方の『とくダネ!』には複数の外部の制作会社が関わっている。

 そのため、『ノンストップ!』が終了して、『とくダネ!』サイドに組み込まれることになると、ネクステップの社員が路頭に迷ってしまいかねないんです。ネクステップの社員の働き口を守るということを考えると、『とくダネ!』ではなく『ノンストップ!』を存続させる必要があるんですよね」(前同)

■フジテレビを卒業した安藤優子が再び……!?

 前出の制作会社ディレクターは話す。

「もし2番組が合体し、新番組となればMCを務めるのは『ノンストップ!』から引き続き、バナナマン設楽統さん(47)になるでしょうね。コンビとしても大人気ですし、MCの格としても経験も申し分ありません。超多忙な設楽さんのスケジュール面はキツイような気がしますが……。

 ただ、3時間半の大型番組になるわけですから、現在の『ノンストップ!』のようなバラエティ寄りの情報番組のままでは視聴者もずっとフジテレビにチャンネルを合わせてはくれないでしょう。やはり大きなニュースや芸能人のスキャンダルは注目を集めますから、そういった情報も扱える体制にする必要があります。そこで出てくるのが、安藤優子さんの名前なんです」

 安藤は1987年10月から『FNNスーパータイム』、『ニュースJAPAN』、『FNNスーパーニュース』、そして今年9月に終了した『グッディ!』と、33年間にわたってフジテレビのニュース、情報番組に携わってきた。

「『グッディ!』が終了したことで安藤さんは完全にフジテレビから“卒業”してしまった。ただ、『とくダネ!』と『ノンストップ!』の合体番組が始まるとなった場合、彼女がコメンテーターとして出てくれればニュースの解説もお願いできますし、番組にも箔がつきますよね。

 加えて一番大きいのは、『ノンストップ!』を制作するネクステップの代表取締役社長は、安藤さんの夫で元フジテレビ情報制作局制作担当局長のT氏なんです。まだまだ報道や番組に携わりたいと考えている安藤さんの“想い”を、夫であるT氏が受け止めて番組に起用をお願いするというのは、もし『ノンストップ!』が『とくダネ!』を取り込むという事態になればですが、十分あり得る話でしょうね」

 半年間の空白を経て、安藤が再びフジテレビの番組レギュラーの座を勝ち取る!?

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