東海オンエア「不倫炎上」克服し地上波進出も…「オワコン化」懸念のなぜ!?
チャンネル登録者数563万人(2020年12月16日現在=以下同)の大人気グループYouTuberの東海オンエアが、初の地上波冠番組に挑む。
『東海オンエア~上京フェス2020~』(日本テレビ系)と題し、拠点である愛知県岡崎市を飛び出し、東京や日テレを舞台に“遊びまくる”との内容で、2020年12月28日、29日、30日の3夜連続で放送され、動画配信サービスのhuluでは完全版やオリジナル企画も配信されるという。
「東海オンエアの勢いは凄まじいですよね。動画を出せば100万回以上の再生は当たり前で、200万、300万の動画が出てくることも珍しくない。8月18日に、YouTuberをはじめとするクリエイターのプロダクション事業などを手掛けるBitStarが発表した、2020年上半期のYouTubeチャンネル総再生数ランキングでも、東海オンエアは3億9494万再生で1位になっています。
7月17日には、メンバーのしばゆー(26)が、アイドルグループ・ZOCの西井万理那(23)との不倫疑惑をツイッターで謝罪するという出来事があったものの、大きく人気が落ちたという話もありませんでした。そこからさらに冠番組までゲットしていますし、それだけ、東海オンエアの勢いがあるということではないでしょうか」(WEB編集者)
■「オワコン化が始まり出したか」
飛ぶ鳥を落とす勢いの東海オンエアの冠番組にツイッターでは、「東海オンエア地上波かぁ...すごいなぁ...」「すごいなさすがって感じ」との声も寄せられている。
「喜ぶ声が多いものの、ネット上では“東海オンエアもじわじわ面白くなくなってるところに冠番組か。オワコン化が始まり出したか”との反応もあります。ほかにも“東海オンエアの冠番組できるらしいが、水溜りボンドはそれきっかけでオワコンになったんだよな”“結局東海オンエアも地上波か〜 水溜りボンドみたいになったら笑うな”といったコメントが見られますね」(前出のWEB編集者)
引き合いに出されてしまった水溜りボンドは、チャンネル登録者数429万人を誇る、2人組の有名YouTuber。2020年は、4月からラジオ番組『水溜りボンドのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)のレギュラー放送、10月からは冠バラエティ番組『水溜りボンドの○○行くってよ』(テレビ神奈川)がそれぞれスタートし、大手メディアにも進出した。
「その水溜りボンドですが、10月30日に投稿した動画『素直に思っていることをお話させてください。』批判や、ファンからの不満が爆発してしまった事件があったんです」(前同)
■マスメディア進出への批判も
猛批判を浴びるきっかけになったのは、2021年1月10日に東京国際フォーラム・ホールAで開催されるイベント『水溜りボンドのオールナイトニッポン0(ZERO)リスナーアミーゴ フェスティバル』のチケットについての話題。
動画投稿日の3時から番組最速先行チケットの先着販売が行われたものの、完売に至らず、カンタ(26)が「実際めちゃくちゃ悔しい」、トミー(27)も「僕の数字的な判断がめっちゃミスってたなと思ったんで、これ本当に申し訳なかったな」などと話し、終盤には「僕らが受けてた期待からしたら、大人はがっかり」との言葉を口にした。
「このチケットに関する話題に“ファンに対して数字ってなんなん?すごい失礼だと思うよ”との批判もあったのですが、動画と関係ない不満も数多くコメント欄に寄せられています。
その中には、“テレビやラジオなど色々手を出し過ぎて、キャパオーバーのように見えます”“テレビやラジオで成功しようと思ったらYouTubeやめないと無理だよ。魅せ方がちがうんだから”などマスメディア進出に対する批判も少なくありませんでした」(前出のWEB編集者)
■質の低下はテレビ、ラジオ進出のせい?
マスメディア進出に対する批判の声は、降って湧いたものではないようだ。
「水溜りボンドは、ラジオやテレビに奮闘する一方で、本業のYouTubeの再生数が数十万回程度がアベレージと、チャンネル登録者の数を考えるとかなり低い数値になっています。1年ほど前までは100万回超え動画もコンスタントに出ていたものの、最近ではミリオン超えが出ること自体が珍しい。そのため、“オワコン”と評する声が出ているんです。
再生数の落ち込みに“つまらない”“動画に手間かけなくなった”とのクオリティの低下を指摘する人もいます。さらに“正直、ラジオやテレビなど、他媒体に進出するのと比例していくかのようにだんだんと動画のクオリティが下がっていっているなと感じる”“イベントやTVばっかに力入れて本業の動画疎かにして動画の質落ちていった”“ラジオやテレビに進出するのは悪いことではないけど、忙しくてyoutubeの方に力を入れることができてない感じがする”との声もあるんです」(ITメディアライター)
■水溜りボンド、フワちゃんの二の舞に!?
前出のITメディアライターは続ける。
「テレビで見ない日がないほど活躍しているフワちゃん(27)も、YouTuber芸人として紹介されるものの、メインチャンネルの『フワちゃんTV /FUWACHAN TV』は2020年4月23日以来、半年以上も更新がストップしています。このチャンネルはフワちゃん自身がこだわって編集するものだといい、インタビューで“編集中に寝落ちして上げられないことがある”と語ったこともありますから、テレビの仕事が多忙すぎて手がつけられないのでしょう。
東海オンエアの今回の番組は特番ですが、高い数字が出た場合は、レギュラー化や新番組のオファーが舞い込む可能性は十分にある。もしそうなれば、ネット民が嫌う、マスメディアに自分たちを合わせることや、YouTubeがおろそかになって水溜りボンドのように質や再生数の低下、フワちゃんのように更新頻度に影響が出る可能性も否定できないでしょう。
また、7月31日発売の『FRIDAY』(講談社)で、水溜りボンドのカンタと女優の池田エライザ(24)の熱愛が報道されましたが、タレント化すれば週刊誌の監視もキツくなる。文春砲にターゲットにされたら、しばゆーの不倫疑惑のように、無傷ではすまない話が噴出するリスクも出てきます。そう考えると、オワコン化を心配する声が出てくるのは不思議ではないですね」
YouTuberのテレビ進出は、手放しで喜べることではないようだ。