高橋美海「4年ぶりの茶道はちょっぴり苦い」【画像24枚】【連載】ラストアイドルのすっぴん!vol.37

日刊大衆

高橋美海
高橋美海

ラストアイドルのすっぴん!

【Vol.37】高橋美海の最強アイドルへの道

「最高難度ダンス」「殺陣」などグループや団体として挑戦を続けることが多かったラストアイドル。この連載では、個々のメンバーにスポットを当て、苦手なことを克服したり、好きなことを全力で楽しむことで、ファンの方含めメンバーさえ知らない、“真のすっぴん”を掘り下げていく! 毎週更新で1か月ごとにメンバーが変わる‼

37回目となる今回は……

高橋美海さんが登場!

 取材終了後、「初めてのことばかりだった…」と感動と疲労が入り混じり、放心状態だった高橋美海さん。今週から4回連続で、こんなコンテンツをお届けします!

「史上初の茶道アイドルを目指す!」
「読者プレゼント! SNSアイコンをみみんちゅで溢れさせたい!」
「あの大先輩からの恐怖ドッキリ企画で大号泣!」

 第一回目のテーマは「史上初の茶道アイドルを目指す!」。アイドル戦国時代から、様々な〇〇アイドルが出現したが、「茶道アイドル」はまだ「茶畑のアイドル」しかいないのでは……? 小学3年生から9年間、茶道を習っていたという高橋さんが、初参加楽曲『サブリミナル作戦』MV以来(本人談)となる、茶を点てる! 匠の業で「茶道アイドルに、みみはなる!(ドンッ)」

 茶を点てる前に、職人・美海の茶道の出会いと、そのきっかけについて伺おう。

――なぜ茶道を志したんですか?

「2つ上の姉が、茶道を習っていてその影響ですね。姉の通っていた教室についていった時、置いてあったお菓子が美味しすぎたんです(キリッ)」

――さすが、職人。売れっ子バンドマンが「モテたくて」ギターを持った感覚ですね……。茶道を習っている中で、困難はありました?

「……やはり正座ですよね。これ一択。最初の頃は1回のお稽古が4時間とかだったのでしびれが大変でした。慣れたら何時間でも大丈夫なんですけど」

――なるほど、いまは茶道の奥深さにしびれているということですね。いにしえから茶は存在し、禅にも通ずると言われています。人生の“苦み”みたいなものも知れましたか?

「だいたいお菓子を食べたあとにお茶を飲んでいたので、甘いもののあとに苦いもの、という流れは好きでした。むしろお菓子の甘さによって、お茶にコクを感じていてクセになります(笑)」

――深すぎる。

茶の心は忘れていないが、茶道には約4年のブランクがあるということで、一度、先生から流れを教えていただくことに。

【修行編】

~柄杓の使い方~

 お湯を汲み、釜に柄杓を置く時の「切り柄杓」「引き柄杓」。水を汲む時の「取り柄杓」の3種類の柄杓の使い方を習う。

「茶道を習っている時も柄杓をちゃんと使えるようになったのが一カ月後だったんです。ブランクがあるので指の使い方とかも忘れていて、これからの手順も忘れている気がして不安です~」。職人らしからぬ絶望感。フリ……なのか?

~茶筅通し~

 次に行なうのは茶筅通し。お茶を点てる前に、茶筅(抹茶をたてるとき、かきまわして泡を立てたり、練ったりする竹製の具)や茶碗を清める所作。

 茶筅を茶碗の中の湯に通し、茶筅の穂先を清める。茶道教室の落ち着いた雰囲気も味方に付け、一切言葉を発さず進めていく様子は、柱顔負けの全集中(他社)。いよいよ、本領発揮か……。

 次は茶碗を清める。異常に緊張している職人・美海だが、聞けば「清める」所作は、自分の心を清める意味合いもあり、所作の乱れは心の乱れを意味するようだ。茶碗に入っていたお湯を捨て、茶巾で茶碗を先生のお手本の動作を見ながら拭く。茶碗にお湯を入れて茶碗を温めることによって、お茶が点てやすくなるとのこと。

「この所作、自分の心も落ち着く作業なのですごく心地いいですよね」

 茶道教室へ向かう道中に語っていた「茶道教室に通っている時は疲れていたり、悩みを抱えている時に行くと心が和らいで気持ちが楽になっていたので久々に行けるのが楽しみ!」と語っていたが、身も心も清められ、準備は万全。いよいよ、茶を点てるステージへ!

~お茶を点てる~

 茶碗に抹茶を一杯半掬い入れる。その際、決して山を崩さず入れるのがポイント。

 お湯を柄杓で掬い、抹茶が入った茶碗に入れる。

 ここで茶筅を取り、数字の1の字を意識してお茶を点てる。「アイドルでもナンバーワンは重要ですよね?」と、こっちが茶々を入れようとするも自粛。茶道経験者の風格が帯びてきて、茶筅で茶を点てる様子は「静」でありながら、勢いすら感じるほどだ。

 点て終えたあと、不安な表情で自分の点てたお茶をゆっくり差し出す。「ふぅ~」と素人には分からない深いため息とともに修行編が終了。

 次から、ひとりで行なう実践編ということで、先生からフィードバックをいただく。

「綺麗に泡立っていましたよね。ブランクがあると仰っていたので心配でしたがとても上手にできていると思います。ただ指先の使い方は気を付けるところですね」と表情は柔らかいが、まずまずの評価。

「指先の使い方とか1つひとつの所作を忘れていたので先生に一度教えていただいてよかったです。ここから実践編ということなんですが……不安です」

 職人・美海から一転して、アイドル高橋さんの不安げな表情。先生からの優しい励ましを受け、いざひとりで実践!

【実践編】

 抹茶を茶碗に配分通り入れ、先ほど苦手そうにしていた柄杓を使ってお湯を茶碗に入れる所作へ。職人といえど、よく見ると手が震えていて相当緊張している様子。撮影後も、「一番、ここが苦手でした。お湯の分量を間違ったらダメだし、柄杓もちゃんと作法通りやらないといけない。いろんなプレッシャーがあるんです。手の震えバレていたんですね(笑)」

 茶を点てる所作に進むにつれ、さらに真剣な表情になっていく。

 撮影後、「撮影してもらいながらお茶を点てるのも結構難しくて(笑)。たぶん作法的にはお茶はそんなに混ぜちゃいけなかったりするんですが、撮影用に混ぜないとという面もあります。うまく加減しなきゃって色々考えて葛藤してました」と、茶道アイドルとしての苦悩がここで垣間見れた。

 ひとりで点てたお茶を差し出し、終了。「なんとか終わりました! めちゃくちゃ緊張しました……あとは味がどうなんだろうっていうところだけですね」

 撮影のため、通常より多く混ぜたお茶のお味は……?

「ん~、やっぱり苦いです! 飲めますけど点数を付けるとすると50点くらい。混ぜ過ぎたこととやっぱりブランクがあるからですかね~」と最後まで自分に厳しい職人・美海だったーー。

 最後に久しぶりに茶道を行なった感想を聞いた(情熱大陸のBGMを脳内再生しながら、お読みください!)

「作法は……やっぱり難しいですね。手が思うように動かなかったです。忘れていたのと慣れていないこともあって手先で使う作業は苦戦しました。でも、何より久しぶりに茶道ができて楽しかったです。私はまだアイドルとして自分の強みがなんなのか分からなくて、茶道という、もともと自分が得意としていたものを今後自分の武器にできたらいいなと思っています! なのでまたぜひこういう機会がいただけるとうれしいです!」

 まだまだ茶道アイドルの道は始まったばかり。いずれ、海外向けに「英語で説明しながら」茶を点てる動画を撮る、その日まで……。→次回は、みみんちゅはもちろん、ファンの方必見! 高橋さんからのクリスマスプレゼント。SNSアイコン・ヘッダー、ZOOM用のアイコン作りをします!

今回、お邪魔したのは……

裏千家ウッド茶道教室
HP:https://www.wood-sadoh.co.jp/access/index.html
住所:〒160-0022
東京都新宿区新宿2-4-6 フォーシーズンアネックスビル4階
電話:03-3341-8846

PROFILE

高橋美海(たかはしみみ)

 1999年7月17日生まれ、神奈川県出身。ラストアイドル2期生アンダー。グループ屈指のビジュアルを誇るメンバー。2018年にラストアイドルに加入後、アイドル活動と並行して美容専門学校に通い、今年卒業。特技は小学生から習っている茶道と、スマホが普及して披露する場が減ったがガラケーの早打ち。(※高の正式表記ははしごだか)

ツイッターアカウント:@mimi_LI2U
インスタグラムアカウント:@__mimi0717

(撮影=田中智久)

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