現役アイドル前田美里「齋藤飛鳥ちゃんはアンダー上がりだからこそ『なんでもやるよ』みたいな気持ちがある」【写真52枚】「坂道が好きだ!」第54回

日刊大衆

前田美里
前田美里

アイドルで坂道オタ! 前田美里の「坂道が好きだ!」 第54回

 近年、さらに加熱する坂道シリーズ。その人気は多種多様のファンを生み、ついには同じアイドルながらにアイドルを推すという熱烈な「坂」ファンが現れた。それが坂道オタ界隈でもガチ勢と認められるグラビアアイドル前田美里だ。彼女とともに坂道の魅力に触れていきたい。

■『アンダー』は『アンチ』に似ている

――そう考えると乃木坂46はだいぶ平和なグループになりましたね。

 そうですね。初期の頃は生駒ちゃん(生駒里奈)センターっていうのはなんとなく固定されてましたけど、『バレッタ』(7thシングル)で堀未央奈ちゃんがセンターになったときとか、他のメンバーはやっぱり微妙な感じだった記憶がありますから。

――堀さんセンターと秋元真夏さんの『制服のマネキン』(4thシングル)選抜入りは“事件”でしたよね。ほかに選抜関係で印象に残っている出来事はありますか?

 生ちゃん(生田絵梨花)が『何度目の青空か?』(10thシングル)で初めてセンターになったときとか、まいやん(白石麻衣)が『ガールズルール』(6thシングル)で初めてセンターになったときとか、そういう今までセンターをやったことなかった人が初めてセンターになったときはインパクトありましたし、曲も新鮮でMVとかを観ていて思うところがありましたね。あとはアンダーの曲がすごい好きなので、特に北野日奈子ちゃんがアンダーセンターになったときとかは……。

――そうですね。次のシングルではアンダーになってしまうみたいですが。

 彼女ってすごい力強いじゃないですか? 特にあの『アンダー』(18thシングル『逃げ水』カップリング曲)って曲はどっちかっていうと屈辱じゃないですけど、「私たち、アンダーでしか輝けないけど輝いていく」みたいな歌詞じゃないですか? なので実際それをライブでやっているきいちゃんを見たときに、めちゃめちゃ力強さを感じました。

――あの曲はまさに“アンダー”のことを歌ってる曲ですからね。

『アンダー』って、AKB48の『アンチ』(21thシングル『Everyday、カチューシャ』カップリング曲)って曲にちょっと似てるんですよね。あの『アンチ』も「ああ、すごいことを歌ってるなぁ」って思いながら聴いていたので、それにちょっと近いものを感じます。『アンダー』もメンバーにとっては余計に感情が入るというか、表現しやすい曲なんだろうなって思いました。

――『アンダー』に限らず、アンダーの曲には本人たちが感情移入しやすい曲が多いですからね。

 乃木坂って良い曲がめちゃめちゃ多いですけど、例えばCDを買って歌唱メンバーとかを見ずになんとなく聴いてると、「めっちゃキー調好きだし、すごい頭に残るな」っていうのはだいたいアンダーの曲だったりしますね。「なんか好きだな」って思う曲はアンダーであることが多いです。

齋藤飛鳥に“ガッツ”を感じる

――では“アンダー”という存在にはどんなイメージを持っていますか?

 やっぱ自分が推してる人には頑張ってほしいって思うだろうし、アンダーのほうが意外に応援してる人たちが熱いじゃないですか? メンバーもアンダーライブとかでちゃんと輝ける機会があったりするから、あまりメディアに出られなくてもそれぞれのメンバーがちゃんと輝けているなっていう印象はありますね。

――乃木坂さんがすごいのは、アンダーライブでも武道館でやったりしますからね。

 そうですよね。そこで色んな経験を重ねられるから、その経験を今後の自分の活動に活かせるのはいいことだなって。そう考えるとアンダー制度(選抜制)っていうのは、私はあったほうがいいのかなって思いました。

――齋藤飛鳥さんもアンダー経験者ですしね。飛鳥さんみたいにアンダーだったメンバーがのちのちグループの顔になったりするケースもあるわけですし。

 だからホントに飛鳥ちゃんは、よくここまで這い上がってきたなって思います。それにアンダーから這い上がってきてるから結構ガッツを感じるというか。一見クールに見えるけど、アンダーから上がってきたからこそ「なんでもやるよ」みたいな気持ちがあるんだろうなと思いました。だから、どこでどう転ぶか分からないから面白いですよね。

――飛鳥さんが表題曲のセンターになるまで5年くらいかかってますからね。

 初センターが『裸足でSummer』(15thシングル)だから結構最近のことなんですよね。それが西野七瀬ちゃんが卒業してからは「センターやるならまいやんか飛鳥ちゃんか」くらいの立ち位置になりましたもんね。

(取材・文=鎌形剛)

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