落語家の立川志らく（５７）がＭＣを務める、ＴＢＳの朝の情報番組『グッとラック！』が２０２１年３月をもって終了すると、複数の週刊誌やスポーツ紙が報じている。

　１２月１４日のサンケイスポーツでは、これまでＴＢＳの午前８～１０時の枠の番組は、ワイドショーを制作する情報制作局が担当してきたものの、２０２１年４月期からはバラエティなどを手掛けるコンテンツ制作局が受け持つことが決定したとも伝えている。

「『グッとラック！』については、かなり具体的な情報も出ており、終了は決定的でしょう。今、関係者の間で注目を集めているのは、『グッとラック！』にかわって２０２１年４月から始まる新番組についてです。

　バラエティを手掛けるコンテンツ制作局が担当することになるようですから、これまでの情報番組やワイドショー的な内容から、『はなまるマーケット』（ＴＢＳ系）のような番組になるとささやかれていますよね」（テレビ誌ライター）

　そんな中、新番組のＭＣに関する情報が漏れ伝わってきた。制作会社関係者が話す。

「実はどうやら、新番組は、現在と変わらず、志らくさんとロンドンブーツ１号２号の田村淳さん（４６）のタッグでスタートするようなんです」

■志らく＆淳コンビの延長は“大人の事情”!?

　２０１９年９月、『ひるおび！』（ＴＢＳ系）にコメンテーターとして出演し、お茶の間からの支持を集めていた志らくをＭＣに迎えスタートした『グッとラック！』。しかし、視聴率は当初から伸び悩み、今年秋の改編で大幅なリニューアルが行われ、メインコメンテーターとして淳が起用され、月曜から金曜まで出演することとなった。

「番組はスタートしてまだ１年ほど。同放送枠は前にやっていた国分太一さん（４６）司会の『ビビット』も視聴率が不調で終了することになった。そんな中で、『ひるおび！』の大人気コメンテーターだった志らくさんに、“ＴＢＳの朝を助けてください！”とオファーして出演してもらったわけですから、１年足らずであっさりバイバイ、とはいかないでしょう。ましてや、淳さんは番組に起用されてからまだ２か月です。淳さんほどのビッグネームを連れてきて、半年で切ることなんてとてもできないでしょうね。

　そういった“大人の事情”もあって、２人がそのままスライドする形で新番組のＭＣに就任するという話ですね。ただ、志らくさんと淳さんで『はなまるマーケット』のような番組をやるというのは……ちょっと想像しづらいですよね」（前出の制作会社関係者）

■『はなまるマーケット』的な番組では志らくの“良さ”は……

　１９９６年９月から２０１４年３月まで、約１８年にわたって放送された、ＴＢＳ朝の生活情報番組『はなまるマーケット』。

　総合司会を、今年４月に逝去された岡江久美子さんと薬丸裕英（５４）が務め、ゲストを招いてのトークコーナー「はなまるカフェ」や料理コーナーなどが人気を博した。

「『はなまるマーケット』のコンセプトは、『日常の幸せを大切に、明るく楽しく暮らせる、“生活情報番組”にする』というもので、芸能スキャンダルなどはいっさいやりませんでした。司会の２人、やわらかい印象で家庭的な雰囲気の岡江さんと、開始当時３０代後半で、子沢山パパとしても知られる薬丸さんのコンビは番組のイメージにもピッタリでしたよね。

　一方、志らくさんといえば『ひるおび！』で思ったことを炎上覚悟でバシッと言うコメント力や、忖度しない姿勢がお茶の間から支持されていました。そこが評価されてワイドショーである『グッとラック！』のＭＣにも起用されたわけですが、『はなまるマーケット』的な番組で志らくさんの持ち味が出るかといえば難しいのではないでしょうか。

　淳さんにも、ＭＣを務める、子どもに見せたくない番組として常に声が上がる過激なバラエティ番組『ロンドンハーツ』（テレビ朝日系）のイメージもありますよね。

　もちろん、志らくさんや淳さんだけではなく、曜日ごとのレギュラーに誰をもってくるか、ということが極めて重要ではあるのでしょうが……。それでも番組は始まる前から“大丈夫なのか？”という声が出ていますね」（前出の制作会社関係者）

　引き続き大役を担うことになりそうな志らくとロンブー淳。はたして、“令和の『はなまるマーケット』”を軌道に乗せることができるのだろうか……？