加藤シゲアキ、直木賞受賞で奇跡!?「ジャニーズと文春砲」仇敵タッグ
2021年1月20日に選考会が行われる第164回『直木賞』の候補作が2020年12月18日に発表され、ジャニーズグループ・NEWSの加藤シゲアキ(33)の『オルタネート』(新潮社)が選出された。
同作は加藤の3年ぶりの新作長編で、高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」の利用が必須になった架空の現代を舞台にした青春小説。2012年に『ピンクとグレー』(角川書店)で小説家デビューした加藤は、これが初めての直木賞ノミネートとなる。
「加藤さんは現役のジャニーズアイドルで小説家ということで、今回の候補選出は世間でも話題になりましたよね。ただ、関係者の間では、別の意味で加藤が選ばれたことが衝撃を与えたんですよ。
賞を運営する日本文学振興会は、文藝春秋のビルに事務所があり、同社の“外郭団体”とも言える組織。しかも、もし直木賞を獲った場合、受賞作は文藝春秋発行の小説誌『オール讀物』に掲載されますからね」(芸能プロ関係者)
■加藤も文春砲で「未成年飲酒」報道
文藝春秋といえば、あの『週刊文春』の発行元。2020年11月12日発売号で、近藤真彦(56)の不倫、8月7日には『文春オンライン』で、山下智久(35)とKAT-TUN・亀梨和也(34)の未成年女性との不適切な関係が報じられた。
「ジャニーズは『文春』のスクープ、いわゆる“文春砲”のメインターゲットで、まさに天敵とも言える間柄。今回、直木賞候補に挙がった加藤さんも、同じくNEWSの小山慶一郎さん(36)とともに2018年6月に未成年と飲酒したと報じられていて、“文春砲”を食らっています」(前出の芸能プロ関係者)
たびたびド級の文春砲を食らうジャニーズは、文藝春秋社との関係も微妙だという。
「ジャニーズ事務所は、自社のアイドルのカレンダーの発売をそれぞれの出版社に割り振っているんです。その権利をもらった出版社は、自社の週刊誌などでジャニーズタレントの痛烈なスキャンダルを掲載しない、というのが暗黙のルールとなっていると言われています。
ただ、文藝春秋社に関しては、カレンダーどころか、所属タレントが主演を務めた映画の原作本の帯にすら写真を使わせないほど、関係は硬直しているそうです」(前同)
■加藤が受賞すれば“雪解け”!?
しかし、加藤が万が一受賞することになれば、ジャニーズと文藝春秋の関係性に変化が生じる可能性もあるというのだ。
「加藤さんが候補に挙がっただけでも奇跡です。人気作家の伊坂幸太郎さん(49)のように、選考を辞退する例もある中、文藝春秋と関わりの深い直木賞の候補になることを受け入れたというのはかなり大きいこと。
もし受賞することになれば、ジャニーズタレントの作品が『オール讀物』に掲載される快挙だし、これを機会に関係性が変化。今までは考えられなかった、ジャニーズと文春が肩を組む未来があるかもしれません。
もっとも、文筆業がこれからの活動の重要なパートを占めるであろう加藤さんにとっては、極めて大事な機会ですよね。直木賞は日本でもっとも高名な文学賞で、ジャニーズアイドルではなくイチ小説家としての実力が世間にも認められるでしょうし、今後、物書きの仕事をする上でも最強の肩書になるでしょう。文春砲どうこうではなく、直木賞は小説家としては絶対にほしいはずですからね」(前出の芸能プロ関係者)
加藤がジャニーズと文春の未来を変える?