「007」に登場するジェームズ・ボンドは実在した!?英国の同姓同名のスパイ (2/3ページ)

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ジェームズ・ボンドの名を持つ英国秘密情報部のスパイ
image credit:Institute of National Remembrance

・実在のジェームズ・ボンドは地味な作業をする一般的な諜報部員

 映画のジェームズ・ボンドの伝説的なイメージとはかなり違い、実在のジェームズ・ボンドは、地味な文書係の役目を任された外務省の下級職員で、鉄のカーテンの向こうに赴任させられたとき、妻子と常に一緒にいたがった家庭人だった。

 そんな彼が、ポーランド軍に関する情報を集める下級諜報部員だったというのは、まんざらありえない話でもない。共産主義勢力が西ヨーロッパに入り込んでくる可能性が現実的な脅威だった10年近く前から、西側諜報部はこうした活動に深く関わっていたからだ。

 当時、ワルシャワに派遣された秘密情報局の職員は郊外に定期的に出むいては、写真を撮って地図を作成したり、軍の訓練場の情報を断片的に集めていた。

 鉄道も興味の対象で、現在は明らかになっている1955年1月26日の合同諜報委員会メモは、まさにポーランドの50の主要駅をターゲットにした核攻撃計画そのものだったという。

 だが、60年代半ばまでには、情勢は正常化し、もはや共産主義者の攻撃は差し迫った脅威ではなくなっていた。

 ポーランドにいた諜報員は相変わらず、軍の動向に関心を持っていたが、自分で兵舎の写真を撮るより、適切な情報源に頼るようになり、郊外への出張は、真剣なスパイ活動というより、レジャー目的の様相を呈してきた。
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