「自分中心の暮らし」が一変 猫は飼い主を育てるのか (2/2ページ)
この経験から、ハリーはM.IWASA氏に責任感を与え、自己愛を超える慈愛の精神を育む生活を送るようになる。
また、ハリーとの生活を始めたことで、猫の目線で物事を考えられるようになったという。人間の都合や感覚で物事を判断するのではなく、猫や犬、他の生物の立場に立って物事を考えられるようになったことで、動物愛護の精神が芽生えた。その結果、自然界に対して、敬意と尊敬の念を抱くようになったのだ。これは、猫が人に気づきを与え、成長のきっかけを与えたといえるのではないだろうか。
ハリーは糖尿病を患い、その生活についても本書では綴られている。そんなハリーとM.IWASA氏の生活は、猫と生活する読者にとってはうなずける点が多いはず。猫との生活がいかに幸せか。本書を通じて再確認してみてはいかがだろう。
(T・N/新刊JP編集部)