2021年度予算に見る「宇宙開発」の本気度、日本人が月面に降り立つ日は? (2/2ページ)

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3次計画が策定された5年前から宇宙を巡る国際的な環境は飛躍的に変化しており、これへの対応を急ごうというものだ。

 特に重要性を増しているのが軍事関係。アメリカは一般の衛星よりも低軌道に数百もの衛星を打ち上げて、低高度でも飛ぶ敵国のミサイルを探知・追跡するミサイル防衛構想「衛星コンステレーション」を進めているが、これにも日本は参加する予定で、防衛庁が関連予算1億7000万円を計上している。

 このように、日米は宇宙開発でもその緊密度を深めているわけだが、有人月探査計画は10年以内の2020年代後半の実現を目指している。アポロ計画ではニール・アームストロングが月面に最初の1歩を記したが、日本人初のアームストロングには誰がなるのか。こちらは予算だけでなく夢も膨らむ話となっている。

(猫間滋)

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