『審査員長松本人志』で見せた松本人志“芸歴38年目の決意”「今年は漫才」?

日刊大衆

松本人志(ダウンタウン)
松本人志(ダウンタウン)

 今年で芸歴38年目。誰もが認める「お笑い界のトップ」という地位に甘んじることなく、ダウンタウン松本人志(57)が、新年の1月2日からその力を見せてくれた。

「1月2日の夜23時30分から、特番『審査員長・松本人志』(TBS系)で、体当たりでさまざまな企画に挑戦していました。松本さんは『M-1グランプリ』『キングオブコント』『IPPONグランプリ』『ドキュメンタル』『探偵!ナイトスクープ』ほか、数多くのお笑い番組で中心的役割を果たしており、日本のお笑いの中心と言ってもいい。ただ、そこに甘んじることがないのが、松本さんが後輩からも深い尊敬を集めている理由だと思います」(女性誌記者)

 1月2日放送の同番組では「ステイホーム型室内アトラクションコンテスト」と題して、室内で遊べるアトラクション3種類を紹介するコーナーがあったが、ここで松本が、さすが、という動きを見せた。

■落とし穴にハマる!

 最初に紹介されたのは『砂プール』。通常時は、公園の砂場にあるような砂が箱に詰められているような様相なのだが、スイッチ一つで箱の底から空気を送り込むことで砂が流動し、まるで水のような特性に変化するというもの。ウエンツ瑛士(35)、劇団ひとり(43)、山之内すず(19)ら出演者たちがテストすると「本当に水そのもの」「ビシャビシャだ」といった声も上がっていた。

「松本は“歩ける地面がスイッチ1つで瞬間的に落とし穴になる”というドッキリ番組におあつらえ向きなシステムであることに手を叩き“それだ!”となったのですが、スタジオに実際に総重量1.2トンの砂が詰められた箱、すなわち“瞬間落とし穴”が用意されたんです。司会のオードリー若林正恭(42)が“リアクション慣れてるほうがいい”“審査委員長、お願いします”と松本にふると、“マジで言ってんの!?””若林、怖いよコレ!”とうろたえ、スタジオを大いに盛り上げました(笑)」(専門誌記者)

 ビビりながらも砂の上に立った松本だが、スイッチを入れられると砂プールにズブっと沈む。しかもスイッチを切ったことで砂が固まり、松本は胸まで生き埋め状態に。「うわめっちゃ怖いめっちゃ怖い!」「反社の人にやられるやつやん! 金返さへんかったらやられるやつ!」と、絶叫していた。

 松本が固定されたままで開発者が「水中ウォーキングに近い運動にも使える」と解説を始めてしまったところ、劇団ひとりが「固めたまんまでいいんですか?」と指摘。松本が「校長先生(銅像)みたいになってる」とオチを付け、次のアイテム紹介に移った。

■VRバンジーにも挑戦!

 次のアイテム『自分くすぐり機 くすぐってみ~な』は劇団ひとりとウエンツ瑛士が挑戦したが、3番目のアイテム『どこでもバンジーVR』では、またしても松本が芸人魂を発揮。

「一般のバンジーVRは、あくまでも映像で落ちるだけ。しかし、今回紹介されたのは、VRにプラスしてシーソーのような装置と扇風機で実際に体験者の身体も落下した気分にさせる、というものでした。1人目はバンジー未経験の女優・山之内すずで、“浮遊感あります”“めっちゃ楽しいです”と好評でしたが、ここでも若林は“もう1人”と、松本を指名しました(笑)」(前出の女性誌記者)

 実は松本は絶叫マシンに弱いらしく、「(ディズニーの)『カリブの海賊』が限界やって……」「1億円もらっても絶対に飛びたくない!」としていて、実際にVR体験した際も「ギャーーーッ!」とボケ一切なしの悲鳴をあげていて、番組としても非常にありがたいであろう絵面となった。

■停滞を許さない男

「頭を押さえつつ“ちょっとスゴかったな”とよろけつつ席に戻る松本に全員が拍手したほか、“ナイスバンジーです!”と若林が称賛していました(笑)。ベテランになって若手をイジる側になった松本ですが、今回や『ガキ使』の『絶対に笑ってはいけない』(日本テレビ系)などでは、全力で身体を張り、若手に自分をイジらせたりと、本当に笑いに対して真摯な姿を見せていますよね」(前出の女性誌記者)

 20年10月16日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)でのほろ酔いトークコーナー「人志松本の酒のツマミになる話」で、千鳥が松本の衰え知らずのチャレンジ精神について語っていたのだが、これに対して松本は、

「ホバリング(停滞)で許される時代でもない」「高く上がってて、ちょうどくらい」「上がってるほうが楽だぜ」

 と話していた。芸能界のトップにいながら、『ガキ使』や『審査員長・松本人志』で常に身体を張っている松本を見ていると、実に説得力のある言葉だ。

「20年末から21年元旦にかけて放送した『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時』(日本テレビ系)でも、課題に失敗したら股間に装置が直撃してパンチされる装置に何発も撃ち込まれていましたからね(笑)。こういう姿勢が、松本が後輩に愛される理由なのでしょう」(前同)

■今年は漫才を解禁!?

 そんな松本だが、2000年代以降のダウンタウンはMCの仕事がメインで、漫才やコントを披露していない。11年にNHK特番『MHK』でコントを披露した際も、「10年ぶり」と話題になったほどだ。

「漫才については、ダウンタウンがNGにしているわけではないようです。9月26日、TBS開局65周年を記念した超大型特番『お笑いの日2020』で、松本は“今日『お笑いの日』をね、まずスタッフが依頼しに来たじゃない、何か月か前に。そのときに(漫才)やらんでええんかなと思ったもん”“なんで(漫才をやってください、と)言ってきいへんのかなって、ずっと思ってたんですよね”と語っていました」(前出の専門誌記者)

 トーク相手だったさまぁ~ず大竹一樹(52)が「次に『お笑いの日』があるとしたら……」と訊ねると、松本は「次にあるとすればね」「ただ、『お笑いの日』、後半ぐちゃぐちゃにしたるからな。来年できへんようにしてやるからな」と、お茶を濁しつつも、大いに期待させるコメントを残していた。

「しかも、放送後に《お笑いの日。何やら大成功だったそうです…え?来年(※汗の絵文字)》と松本はツイートしているんです。今年2021年は、ダウンタウンがテレビで漫才を披露してくれるのではないでしょうか」(前同)

 進化し続ける松本人志。コロナ禍のいまこそ、お茶の間にさらなる爆笑を巻き起こしてほしいーー。

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