重岡大毅「準備14日」!『教場2』で見せた「伊藤健太郎代役」カメレオン熱演!!

日刊大衆

『教場2』主演の木村拓哉
『教場2』主演の木村拓哉

 1月の3日、4日に放送された木村拓哉(48)が主演のドラマ『教場2』(フジテレビ系)。警察学校が舞台となる作品で、木村は冷徹で洞察力に優れた鬼教官・風間公親役を演じている。

 1作目は2020年1月4日、5日の日程で放送され、生徒役には工藤阿須加(29)らが出演。前後編ともに視聴率が15%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯=以下同)を記録している。

「第2作となった今回は、生徒役に新たに濱田岳(32)、Snow  Manの目黒蓮(23)、福原遥(22)、杉野遥亮(25)ら、今、注目の役者たちが揃いました。また、松本まりか(36)が演じた見習い副教官役も、前作にはなかった刺激を与えてくれましたね。

 前作の構成なども踏襲しつつ、新しい風も入った『教場2』は前編が13.5%、後編が13.2%という視聴率でした。1作目より少し数字は落ちたものの、前編は、裏番組で新海誠監督の『天気の子』の地上波初放送もある中、横並びトップを記録する貫禄を見せつけました」(テレビ誌記者)

■“15分の役”に視線が注がれた理由

 今回の前編では、1作目の生徒役の中心人物であった工藤演じる宮坂定が殉職するという衝撃的な展開が話題を呼んだ。そして、後編ではジャニーズWEST重岡大毅(28)が演じた第199期生の“出馬求久(いずま・もとひさ)”が注目を集めた。

「『教場2』は第200期の生徒がストーリーのメインとなっていて、199期生である出馬は上白石萌歌(20)が演じる石上史穂の回想シーンを中心に出演時間はわずか15分程度の役です。それにもかかわらず注目を集めたのは、重岡が伊藤健太郎(23)の代役として出演したからでしょう」(前出のテレビ誌記者)

 伊藤は2020年1月5日放送の1作目の『教場』の終盤、ほんのわずかだけ199期生として映っていた。

「伊藤は、“伊東求久(いずま・もとひさ)”として、重岡さんが演じた役柄で『教場2』に出演予定で、すでに収録も終わっていました。しかし、伊藤は2020年10月29日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで警視庁に逮捕され、ドラマも降板。事件直後は、作品そのもののお蔵入りの可能性もあったといいますが、何とか重岡さんを代役に立てて、再撮影して放送に漕ぎ着けたそうです」(ワイドショー関係者)

■準備期間はわずか14日!?

 2020年11月12日発売の 『女性セブン』(小学館)によると、重岡の『教場2』の撮影が同月半ばになる、と報じている。

「伊藤の逮捕が10月29日ですから、クランクインが11月半ばだったら、重岡さんの準備期間は約2週間ほどしかなかったのではないでしょうか。出演シーンはそう長くないとはいえ、上白石さん演じる石上が警察学校を卒業するにあたって、重岡さんが演じる出馬は重要な人物。そんな役を短い準備期間でしっかり仕上げてきた重岡さんはすごいですよね」(前出のワイドショー関係者)

 石上は199期生だったが、体調不良を理由に一時休学。その後、復学して200期の生徒ともに学んでいたが、バイク実習で転倒した生徒を見て震えるなど、過剰な反応を見せていた。

「石上の過剰な反応の理由は、199期の出馬が、教場内のライバルである三浦貴大(35)演じる浦美慶介を交通取締の実習中にはねてしまったこと、事故後、出馬が学校の屋上から飛び降りてしまったことがありました。後編の終盤で、このときのことについて風間が石上を問い詰めるのですが、その回想シーンで重岡が登場します」(女性誌記者)

■さまざまな表情を見せる重岡

「出馬と三浦が演じる浦美は、199期の風間教場の中でもトップ争いをする優秀な生徒同士。実習のシーンも回想で登場しますが、その出馬は凛々しく、男らしい力強さがみなぎっていて、頼もしい生徒に見えました。重岡のアイドルらしいかっこよさを全面に生かしている演技でしたね」(前出の女性誌記者)

 トップである総代の座を争う出馬と浦美。しかし、2人は屋上ではしゃぎながら楽しく勉強する友人でもあった。

「屋上で、上白石演じる石上を交えた3人で学科の問題をクイズ形式で和気あいあいと答えるシーンで出馬は、子どもっぽい無邪気な笑顔を見せていました。かっこよさよりも、可愛気のある男の子といった雰囲気で、授業や実習で見せる顔とはまったく違った姿でした」(前同)

 締めるところは締め、オフではライバルや友人たちと笑い合う。出馬は、絵に描いたような優秀な生徒だった。

■事故後に見せた弱い出馬

 しかし、出馬は事故を起こしてしまう。出馬はハチが車に入ってきて、追い出そうとしていたら浦美をはねたと話していたが、実際は違った。

「事故後に出馬は、屋上で石上に、本当は浦美に負けたくない一心で故意にひいてしまったことを打ち明けます。“情けねぇよな”と己の弱さに打ちひしがれる出馬の姿は、事故前とは一変して、身勝手でわがままで、弱い男でした。

 それはまるで、2020年1月クールの連ドラ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)で好演した、主演の吉高由里子(32)の恋人役・“野中春樹”を彷彿とさせる演技で、弱さと情けなさをこれでもかというほど表現していましたね」(前出の女性誌記者)

 石上の前で身投げし、足に後遺症の残るケガを負ってしまった出馬。しかし、再び人生を歩み始める。

「風間からの詰問が終わったあと、石上は浦美と出馬に再会します。出馬は、車椅子での生活を余儀なくされたものの、表情は軽く、プレッシャーから解放されたせいか清々しいものになっていました。再会シーンはほんの一瞬しか流れませんでしたが、そこで飛び降りするほど追い詰められた男の再起の片鱗を、重岡は、その一瞬で見せてくれました」(前同)

■変幻自在の演技に称賛も続々

 放送後、伊藤の代役であるとの報道もあったたため、「見たかったな~!伊藤健太郎の教場」との声もネット上にはあったが、

「わずかな出演時間で、出馬求久という生徒のさまざまな面を変幻自在に見事に演じきって、インパクトも残した重岡に“俳優重岡大毅の良さめっちゃでてた!”“急場の変更とは思えないくらい、違和感ない良いお芝居”など、SNSで多数の称賛の声が集まっています。

 伊藤の事件という災難もあった『教場2』ですが、多くの称賛も集めていますし、視聴率も良かった。結果的に出馬を重岡が演じたのは正解だったのではないでしょうか。

 たとえると、プロ野球の試合で、最終回、急遽呼ばれた“抑えピッチャー”が、ウオーミングアップの時間がない中しっかりと試合を締めたような、安定感と信頼感抜群の仕事ぶり。今作は、今後の重岡の俳優人生において大きなポイントになるのかもしれませんね」(前出のテレビ誌記者)

 変幻自在のカメレオン俳優・重岡大毅。次はどの作品に現れるのか楽しみだ!

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