指紋認証NG。数世代に渡り一家の男性のみ指紋がない家族(バングラデシュ) (3/3ページ)

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 このように、指紋がないために日常生活に支障をきたしているアプ・サーカーさん(22歳)は、次のように話している。

何度も何度も、生まれつき指紋がないという状況を説明することにうんざりしています。多くの人にアドバイスを求めても、誰も明確な答えを与えてくれません。



・DNA変異で起こる先天性指紋欠如疾患

 実はサーカーさん一家の男性陣が抱える指紋の無い疾患は、非常に稀なもので、DNA変異で先天的に指紋が欠如する「adermatoglyphia(アデルマトグリフィア)」という疾患なのだそうだ。

 初の症例が報告されたのは2007年と新しく、2011年時点で世界に4家系の症例報告がなされていただけだという。

 研究者は、この疾患は発汗機能が多少低下する以外の副症状はなく、特に健康上の問題はないと述べている。

 しかし、指紋登録が一般化している現代社会では、サーカーさん一家の男性たちは何かと苦労をしているようだ。

 とはいえ、全く解決法がないわけでもなく、スマートカードを入手する際には網膜スキャンで身分証明をすることができたとか。技術の進歩に不便さを強いられる一方で、別の技術に救われたというわけだ。

 なお、バングラデシュ当局によると、指紋がない場合は網膜スキャンや顔認識で身分を証明することで、必要な書類を入手できる可能性もあるということだ。

written by Scarlet / edited by parumo
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