『マツコの知らない世界』は3位!みんなが「楽しみなバラエティ」トップは?

昨年に続き、コロナ禍のため自宅で過ごす時間も増え、テレビのバラエティ番組を楽しみにしている人も多いのではないだろうか。2021年は1月から嵐の櫻井翔の新番組『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ系)、相葉雅紀の新番組『VS魂』(フジテレビ系)がスタートするなど、気になる番組も盛りだくさん。そこで今回は10~50代の男女100人に「イチオシのバラエティ番組」について聞いてみた。
第3位は、『マツコの知らない世界』(TBS系)。
マツコ・デラックスがあらゆるジャンルに精通するスペシャリストをゲストに迎え、1対1でトークをするバラエティだが、登場するのは研究者や専門家というより、趣味が高じた素人がメイン。だからこそ、癖になる面白しろさがお茶の間でも大人気だ。
この番組を選んだ人からは、「マニアックなところが面白い。自分の知らない世界が見られる」(29歳/女性)、「出てくる人たちのこだわりが面白い。ただ面白い、笑えるだけでなく、今まで知らなかったことを知る機会になるのと、食品を購入するきっかけになったりもする」(45歳/女性/主婦)、「一つのことを極めた一般人がマツコにプレゼンしてマツコが食いついたときが面白い」(36歳/男性/総務・人事・事務)、「ゲスト以上にマツコの知識が豊富で、誰が来ても会話が楽しい」(29歳/女性)、「マニアックなテーマでもうまく対応するマツコの知識の豊富さに感嘆する」(48歳/男性/総務・人事・事務)、「今まで知らなかった世界が見られる。そして何よりマツコさんの反応が面白いです」(45歳/女性)など、マツコの博識ぶりやゲストとの絶妙なかけあいはもちろん、知的好奇心をくすぐる内容が好評だった。
■2位は2番組が同率でランクイン
第2位は、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)と『水曜日のダウンタウン』(TBS系)が同率でランクイン。
『アメトーーク!』は、雨上がり決死隊のトークバラエティ。現在は、蛍原徹が一人でメインMCを務めている。深夜番組ながら視聴率は高く、「〇〇芸人」など、共通の趣味や特徴を持つ芸人が集まりトークする“くくりトーク”にはファンも多い。
ひな壇芸人が数多く登場する『アメトーーク!』には、「毎回いろんなテーマでのトークが良い。テーマにより芸人さんの意外な面白さが見られる」(44歳/男性/営業・販売)、「運動神経悪い芸人が面白い」(18歳/女性/学生・フリーター)「毎回バカバカしくて面白い。若手と中堅の芸人たちの絡みが面白い」(57歳/女性/主婦)、「どんな企画でも、毎回ひな壇のかけあいが面白い」(40歳/女性/総務・人事・事務)、「オタク並みのかたよったトークほど面白い。アニメやアイドルの話などは世代的に共感するものも多い」(44歳/男性/研究・開発)など、芸人たちのトークを評価する声が多かった。
一方、ダウンタウンの冠番組『水曜日のダウンタウン』は、お笑い芸人や芸能人たちがさまざまな“説”をプレゼンし、その内容を検証するバラエティ。安田大サーカスのクロちゃんをターゲットにした「モンスターシリーズ」企画など一部物議をかもす企画もあるが、最近のバラエティには珍しい“やり過ぎ”感が視聴者には大人気だ。
『水ダウ』を選んだ人からも、「挑戦的な内容が多い。予想の上をいく面白さがある」(29歳/男性/学生・フリーター)、「批判記事が出るくらい飛び抜けている。予想もつかない説が多くて面白い」(38歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)、「昨今の厳しい世論の中、苦情がくるのを分かっていて面白いネタを見せてくれる」(23歳/男性)、「クロちゃんのゲスくて性格の悪いところが見られる。ひどすぎて笑える」(22歳/男性/学生・フリーター)、「企画自体の内容もダウンタウンのトークも面白い」(55歳/女性/主婦)など、コンプライアンスが問われる昨今にも関わらずアグレッシブな内容が高評価されていた。
■やっぱり強い!日曜ゴールデンの雄
そして第1位は、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。
ウッチャンナンチャンの内村光良、出川哲朗、宮川大輔、イモトアヤコ、いとうあさこ、森三中、ロッチの中岡創一ANZEN漫才のみやぞん、ガンバレルーヤ他、出演者たちが世界各国でチャレンジ形式のロケを行うバラエティ。コロナ禍の現在は、世界ではなく日本全国でのロケを行っているが、笑いだけでなく、ときに感動を呼ぶヒットコンテンツが満載でお茶の間を楽しませている。
『イッテQ』を選んだ人からは、「宮川大輔さんと、温泉同好会の女性芸人の皆さんが体を張っているところが面白い」(22歳/女性/学生・フリーター)、「世界や日本の知らない所に行って芸人さんが一生懸命難題に挑戦しているところ。面白いし癒される」(57歳/女性/主婦)、「いろんな国の暮らしぶりなども見ることができる」(51歳/女性)、「それぞれがみんな面白い。宮川大輔の挑戦が好きです」(39歳/男性/総務・人事・事務)など、出演者たちが体を張った企画が大好評だった。
以上がトップ3だが、『有吉ゼミ』『有吉の壁』『有吉反省会』(すべて日本テレビ系)、『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)など、有吉弘行の冠番組を挙げる人も多く、他に『しゃべくり007』『踊る!さんま御殿!!』(ともに日本テレビ系)、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)、『チコちゃんに叱られる!』(NHK)なども人気だった。