TOKIO長瀬智也ジャニーズ退所まで80日!「満足できない」クリエイター魂

日刊大衆

長瀬智也(TOKIO)
長瀬智也(TOKIO)

 2021年3月末でジャニーズを辞めるTOKIOの長瀬智也(42)。残された日にちはあと80日となったが、そのタレントとしての才能を惜しむ声と、新たな道を進むことへの期待の声が相半ばしている。

「長瀬は21年3月末でジャニーズ事務所を退所し“他事務所に属することなく裏方としてゼロから新しい仕事の形を創り上げていく”と発表されています。ジャニーズの中でも抜群のスタイルとルックスを誇り、その演技力と歌唱力などもあって引退を惜しむ声は多い。ただ、1月6日放送の『TOKIOカケル』での“売れたなと思ったのいつ?”という質問への答えが、非常に長瀬っぽいというか、並みじゃない、という感じで、これからに期待できるんですよね」(女性誌記者)

 長瀬以外の「売れたなと思ったのいつ?」という問いへの答えはそれぞれ、城島茂(50)が「東海道新幹線品川駅が開業した際にJR東海とコラボしたとき」、国分太一(46)は「08年に史上初の全局同時レギュラーが決定したとき」、松岡昌宏(43)は「有名になりたくて芸能界に入ったから、(モノマネ芸人・むらせに)モノマネされたとき」と、それぞれ売れたと思った瞬間を明かしている。長瀬は、どうだったのか。

■「自分でしか満足できない」

 長瀬は「売れたなと思ったのいつ?」という問いへの答えは「正直、今でも売れたと思ってない」という衝撃の発言。しかも、「何も満たされてない」「売れたと思っちゃうことが怖い。やることがなくなっちゃう」と続けている。

「客観的な評価として、視聴率やレギュラー本数、売上などがありますが、長瀬はこれらについて“そうじゃないことだけは自分のなかで分かってて”“自分の何か満たされるということは、自分の作る物に対してのハードルなのかな”としていました。つまり、達成感しか重要ではない、ということですね」(前出の女性誌記者)

 長瀬の理解者である松岡の「長瀬の場合は他人じゃなくて自分でしか満足できない」という発言に対しても、「自分が満足できないものに人が満足できるとは思えない」という心境を、デビュー前から持ち続けているかもしれない、と長瀬は明かしたのだ。

「SNSでは《だからこそ裏方に行っちゃうのかな》《今の話でわからんでもないけど、裏方に行ってしまうの寂しすぎる》という声もありました。思えば、20年12月23日に木村拓哉(48)がゲスト出演した際に明かしたバイクの話も、長瀬の裏方としての適性の高さを思わせる話をしていましたね」(前同)

■木村も認めるプロデュース力

 長瀬は、TOKIOで唯一木村とプライベートの交流があったのだが、木村は「単車のことでいったら智也のほうが先輩」と明かし、木村のために長瀬がバイクを選んでくれたことを振り返った。

「木村が欲しいバイクを長瀬に相談したら、“アリですけど、アメリカのとあるアーティストはこの車体をこうやってカスタムして乗ってます”とわざわざ映像を送ったり、実際にバイクを買いに行った際に、木村の表情から“スイッチ入ってねぇな”と察し、2軒目の店を案内してくれた、というエピソードを語っていたんですが、実は、長瀬には入念な計画があったんです」(前出の女性誌記者)

 長瀬は木村の第一候補のバイクは「多分(実物を)見たら違うだろうな、と先に予想していた」と言い、「2軒目もうアテンドしてたんで、アポ取ってたんですよ」と、木村の嗜好と考えを先読みしていたことを明かした。それを聞いて木村は「このサービス精神、ハンパないっしょ!」と、うれしそうな表情を浮かべていた。

「長瀬は、先輩である木村のバイクの好みを把握して、1軒目だけでは100パーセントハマらない、ということを予想していた。そのため、周到に2軒目の別のバイクを用意していたわけです。こうした段取り、様々な事態に対応する能力というのは、衣装や舞台、音楽のような裏方の作業にも通じるものがあるのではないでしょうか」(前同)

■カレー作りにも職人らしさを見せる

 また、TOKIOといえば『鉄腕ダッシュ』(日本テレビ系)だが、長瀬は同番組でも、常人には決してたどり着けない味を生み出そうと、カレー作りに打ち込んでいたのは記憶に新しい。20年2月16日の放送では、脳内イメージの味覚を必死に説明していたが、あまりにも高度すぎてスタッフは終始困惑していた。

「”ショウガの刺激をいろいろなスパイスで紛らわせる必要がある”としたんですが、長瀬は辛味、苦味、甘味、酸味の中間にある“真ん中の部分が空いてる”と苦悩。最終的にリンゴを入れることで第一段階をクリアしたんですが、この際に長瀬はカレーを音楽にたとえて試作品をメンバーに食べさせていました。本当に“芸術肌”という感じの表現でしたよね」(前出の女性誌記者)

 長瀬は「スパイスという音色(おんしょく)みたいなものを、MIXしてデモテープを作った。このデモテープを、口で聴いていただきたい」と、非常にロックなたとえをしていた。この際、「みんな“うまい”の一言で終わるんだよな。苦労した人の気持ちはわからない」と、実にクリエイターらしい発言もしていた。

 少年隊東山紀之は、長瀬の退所について「やりたいことが多分、マグマのようにたまっているんで、これからそれをどうやって爆発させてくれるか。その爆発力を見たいですね」とコメントしていたが、まさに言い得て妙。

 クリエイター魂がマグマのように溜まっている長瀬。今後も、全力でモノづくりに取り組んで欲しいーー。

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