『銀魂2』地上波初放送で“ギャグゼロ”三浦春馬さん雄姿と「果たせなかった約束」 (4/5ページ)

日刊大衆

 登場人物の名前は新選組や幕末の人物にちなんでおり、三浦さん演じる伊東鴨太郎は新選組参謀・伊東甲子太郎と新選組筆頭局長・芹沢鴨がもとになっている。

■非常にシリアスなキャラだった

「伊東(三浦)は裏で攘夷派と繋がっており、局長である近藤を暗殺してクーデターを起こそうと画策しているほか、土方(柳楽)をお互い“殺してやりたい”と真正面から言い放つほど憎みあっており、冷酷な悪役として登場しました。しかし、非常に悲しいバックボーンや、最後の最後で土方ら真選組との繋がりに気づく流れなど名シーンが多く、原作人気の非常に高いキャラクターでした。儚さを感じさせる三浦さんの伊東は、本当に素晴らしかったですね……」(前出の映画ライター)

 メイキング映像では楽し気な笑顔を見せていた三浦さんだったが、劇中ではシリアスの極み。敵対関係にあった土方を演じる柳楽は、18年に『シネマカフェ』のインタビューで、

「春馬くんとは12歳ぐらいから、オーディションで一緒になる機会が多かった」「顔見知りでありつつ、あまり話す機会がなかったという微妙な関係性が、この作品の2人の距離感にピッタリでやりやすかった」

 としている。劇中では、狭い電車内で実に迫力ある殺陣を披露し、作品を大いに盛り上げていた。

■同じ子役同士・柳楽と親睦を深めた

 また、柳楽は三浦さんと子役時代の04年に『岸和田少年愚連隊 ゴーイングマイウェイ』で共演していたことから、

「今回、初めてたくさん話せました。こういう形で、子どもの頃から知っている俳優さんと再会して、共演できるってめったにないことだと思うし、ここまでやってきて本当によかったなって思いました」

 と、18年8月に『livedoor』でのインタビューで語っている。ちなみに同インタビューで三浦さんは、高校時代の柳楽は「よく切れるナイフ」みたいで怖かった、としつつも、

「いま時間が経って思ったのは、こんなに居心地のいい人はなかなかいないなと。僕たちはふたりとも子役出身で、だからこその現場での居方みたいなものがあるんですよ。

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