「やはり人類は滅ぼすべき」モルモットの“擬車化”アニメが話題! 癒される一方で… (1/2ページ)
貧困に病気、他人とのいざこざ…さまざまな苦痛で溢れかえる現代社会。生きるのがつらくてしかたない、という人に朗報だ。わずか3分で極上の癒しを与えてくれる“モルカー”が、人類のもとにやってきた。
モルカーとは、車になったモルモットのこと。今年1月に放送が始まったテレビアニメ『PUI PUI モルカー』(テレビ東京系)に登場する、ひたすらに愛くるしい生き物たちだ。
同作は羊毛フェルトのぬいぐるみを少しずつ動かして撮影し、つなぎ合わせたストップモーションアニメ。モルカーはモフっとした見た目で、車輪のような手足でトコトコと移動する。「プイプイ」という独特の鳴き声には、本物のモルモットの声が使用されているらしい。
作中に普通の車は登場せず、すべての人間がモルカーに乗って移動している。しかしモルカーはたんなる乗り物ではなく、自分の意志をもっているようだ。アクシデントに見舞われるたびに表情が大きく変化し、ポロポロと涙を流すことも…。
アニメはまだ放送が始まったばかりだが、早くもTwitter上では独自解釈による二次創作や世界観の考察が大盛り上がり。作品名がトレンド入りを果たし、今期の「覇権アニメ」との呼び声も高い。一体なぜモルカーは、これほどまでに人を惹きつけるのだろうか?
人間は愚か…「モルカー至上主義」が世界を覆う同作は1話につき約3分という短さで、意味がわかるセリフは一切存在しない。とはいえストーリーはかなり濃密であり、社会風刺やブラックなユーモアが詰まっている。
物語に出てくるモルカーたちは、揃いも揃って人間想い。救急モルカーで運ばれている人のために奮闘するなど、心優しい行動を見せてくれる。ところが人間はいつだって、愛すべきパートナーの気持ちを裏切ってしまう。
音楽に夢中になって渋滞を巻き起こす運転手や、凶悪な銀行強盗など、作中には毎回のように犯罪者が登場。社会とモルカーに害を加えるさまが、ユーモアを交えながら描かれていく。善良なモルカーと比べると、自分勝手な人間たちの振る舞いはなんと醜悪なことか…。