Jの宿命…V6・長野博とつるの剛士「ウルトラマン俳優」残酷すぎ格差!

日刊大衆

※画像は長野博のインタビューが掲載されている『ウルトラ特撮PERFECT MOOK vol.3 ウルトラマンティガ 』(講談社シリーズMOOK)
※画像は長野博のインタビューが掲載されている『ウルトラ特撮PERFECT MOOK vol.3 ウルトラマンティガ 』(講談社シリーズMOOK)

 1月15日、2021年3月7日スタートの『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)の製作発表会見が行われた。同作は記念すべき第45作目となるスーパー戦隊で、アニバーサリー作品として注目されていたが、主題歌『全力全開!ゼンカイジャー』を歌うのがつるの剛士(45)であることが明らかとなり、話題になっている。

「つるのは、97年に『ウルトラマンダイナ』(TBS系)でアスカ・シンことウルトラマンダイナを演じたことで有名です。今回の会見でも、いきなりダイナの必殺技ソルジェント光線のポーズをして、MCのメイプル超合金カズレーザー(36)に“よそのは止めてください!”“78の星のヤツ(M78星雲)ですよね”と止められていました(笑)」(特撮ライター=以下同)

 つるのは「こういう時代ですから。いまはヒーローに限りはないです! 光の世界からやってまいりました!」としたほか、初代戦隊ヒーローの『秘密戦隊ゴレンジャー』の開始がつるのが生まれた1975年であることや、通っていた高校は東映の撮影所がある練馬で、スタジオ横にあるデパートで遊んでいたことを明かし、「この機会に歌わせていただくのは大興奮です!」と縁の深さをアピールしていた。

■『ウルトラマンティガ』の長野に悲劇が

「つるのは、“男冥利に尽きる”“あとは仮面ライダーしかない!”とオファーに大喜びしていました。つるのは『ダイナ』終了後も映画にゲスト出演したり、バラエティ番組でも思い出話をしていましたが、まさか戦隊のほうの記念作に呼ばれるとは(笑)。非常におめでたい話である一方で、ウルトラマンでは同じく記念作が悲しいことになっているんですよね……」

『ダイナ』の1作前、96年に放送されたのが『ウルトラマンティガ』(TBS系)。『ウルトラマン80』以来16年ぶりのテレビシリーズだったことや、従来と違う新しい世界観など多くの意欲的要素が盛り込まれ、今年で25周年を迎える。

「その主演がV6長野博(48)だったんですが、結果的にそれで困ったことになっているんです。1月9日から『ウルトラマン クロニクルZヒーローズオデッセイ』(テレビ東京系)という、現行の最新作『Z』と、平成最初のウルトラシリーズテレビ作品『ティガ』の2つに焦点を当てた総集編のような2クール番組がスタートしたんですが、不自然なほどに長野が出てこないんです」

■主役なのに存在を完全に抹消

 長野は主人公のマドカ・ダイゴ隊員を演じているのだが、今回の総集編では第1話の様子が紹介された際に、「周囲の人物は“ダイゴ”と呼ぶのに、肝心の主役であるダイゴの場面がすべてカットされている」という実に不自然な状態になってしまったのだ。

 SNSでは、《長野くんが出なかったらティガじゃないよ…》《主役やのに長野くんカットされてるの辛いし、今後ティガのパート長野くん全カットになるって考えたらヤバいな。。。》《長野君が見切れてしまうかをチェックする番組になってしまっている。ティガはダイゴ無しで成立するみたいなことよくいわれるけれど、厳しいなあ。》と、嘆きの声が多く見られた。

「『ティガ』は、今年1月8日に大人向けのなりきり玩具『スパークレンス』の25周年バージョンをプレミアムバンダイで限定販売したところ5分で完売し、15日現在は3次受注を行っています。また、“ダイゴ隊員”ではなく“ウルトラマンティガ”そのものは、何度も映画やテレビにゲスト出演したりと、令和を迎えた現在でも人気は非常に高い。

 歌番組で『ティガ』の主題歌だったV6の『TAKE ME HIGHER』が流れるだけも、ツイッターは大いに盛り上がります。それだけに長野の姿がないのが、なんとも残念ですね……」

■多くの条件が重なり、悲しみも倍増

『ウルトラシリーズ』の多くは動画サイトでも公式配信しているのだが、ジャニーズがネット配信に消極的だった影響で、長野主演の『ティガ』と、終盤に長野が出演した『ダイナ』の2作品は、21年現在も配信されていない。ちなみに、『ダイナ』は長野が登場しない劇場版は配信されている。

「しかし、ジャニーズがネットメディアに進出しつつあることや、2020はV6の25周年だったこと、20年8月に発売した『ウルトラ特撮PERFECT MOOK』(講談社)で、長野が新規インタビューに登場していたことなどから、例年以上に“もしかして”と思える状況だったんですが……。結果としては、長野のシーンはカットされている。期待していただけに切ないですね……」

 ジャニーズは『ティガ』を黒歴史にしているわけではなく、20年8月22日の『FNS歌謡祭 夏 みどころ解説』の際は、長野がダンス中に骨折してしまい、「乗ってる戦闘機が墜落して骨折した」というエピソードをスタッフが追加してくれた話をしている。トークはいいが、過去映像はNGということか。

「長野=ティガというイメージの若手ジャニーズも多く、ジャニーズJr.なにわ男子西畑大吾(24)に至っては、親がティガを見て、“大吾(ダイゴ)”と名付けたことを20年2月に『水野真紀の魔法のレストラン』(MBS)で明かし、”ある意味で第2のお父さん”としています」

 先述のムックで長野は「関係者と未だに交流が続いている」「自分の中で“大きいものに出会えた感じがします”」と、ティガへの思い入れの深さを語っている。

 思わぬ形で、対照的なアニバーサリー作品となってしまったつるのと長野。いつの日か、長野がダイゴ隊員として映る日は来るのだろうかーー。

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