“拝金批判”オリラジ中田は退所、キンコン西野は寵愛!!「丸パクリ」でも真逆のワケ!

日刊大衆

西野亮廣(キングコング)、中田敦彦(オリエンタルラジオ)
西野亮廣(キングコング)、中田敦彦(オリエンタルラジオ)

 お笑い芸人としてキャリアをスタートさせたものの、芸人の枠にとらわれない活動と人脈を築き上げ、特殊なポジションにいるキングコング西野亮廣(40)とオリエンタルラジオ中田敦彦(38)。

 中田は相方の藤森慎吾(37)とともに2020年12月末をもって吉本興業とマネジメント契約を解除。現在はYouTuberとしての活動をメインとし、今春には子どもの教育のためにシンガポールに移住を予定しているという。

 一方の西野は、2009年に「にしのあきひろ」名義で絵本作家としてデビューしたほか、クラウドファンディングで出資を募って、2013年にはアメリカ・ニューヨークで個展を開催。

 また、2016年に上梓した絵本『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)がベストセラーとなり、同作は2020年12月25日に劇場版アニメが公開され、西野は映画の製作総指揮・脚本も務めている。

 西野は昨年12月、中田と雨上がり決死隊宮迫博之(50)がMCを務めるYouTube内の番組『WinWinWiiin』にゲスト出演。そこで中田は、番組内でいかに西野が前例のない存在で、自分にとって憧れの人物であるのかをプレゼンした。

 また、中田は2018年12月に自身のブログで、西野の活動を「完全丸パクリ」していると自ら認めている。

「2人とも自分よりポジション的に上の人間や組織に噛みついたり、好きなことを好きなようにやっており、中田自身も“西野さんのパクリ”だと自認していることもあり、一見、近い関係にあるように思えます。

 しかし、中田は所属事務所である吉本興業から独立し、日本を離れシンガポールに移住します。かたや西野は吉本にしっかり残ってて、地上波のテレビ番組にも出演するなど、現在の芸能界における立ち位置はまったく異なるんです」(芸能記者)

■ギャラ配分「10:0」を譲らず

 これほどまでに、2人の現在のステージが違っているのはなぜなのだろうか。バラエティ番組を中心に仕事をする放送作家は話す。

「中田さんは基本的に、悪い言葉で言うと“ケンカ腰”で、自分が正しいと思った行動や考えは曲げず、押し通す傾向にあります。また、相手を論破したいという思いが強いのかもしれません」

 中田といえば、2017年に吉本芸人のトップとして君臨するダウンタウン松本人志(57)への“批判”を展開し、事務所の上層部から謝罪するようにうながされたものの「僕の意思としては謝らない。僕も覚悟を持ってやっていますので」と、謝罪することはなかった。

「最終的に事務所から独立が明らかになったのは2020年12月末ですが、吉本との話し合いは1年ほど前に始まったといいます。

 中田さんは2017年頃から主戦場をテレビから徐々にネットにシフトしてきました。現在は主にYouTuberとしての活動がメインですが、自身のYouTubeチャンネルの活動においては、吉本のマネージメントは動いていませんし、自分で企画立案をしている。それ以外のネットを中心にした活動も基本的には独自に動いていた。そのため、吉本との話し合いの中で、“吉本さんの手を借りてはいないじゃないですか”という言い分で、ギャラは“(中田)10:(吉本興業)0でやらしてほしい”と交渉していたといいます」(前同)

■神田伯山が中田の“拝金主義”を追及!?

 報酬の取り分が10:0となれば、さすがに事務所としても中田を所属させている意味はないだろう。

「それに一応、吉本内部にはオリエンタルラジオのマネージャーがいて、ほとんど受けなかったのでしょうが、そこが新規の仕事の窓口にもなっていたわけですからね。そうした話し合いを1年にわたって続けていたわけですが、中田さんは結局、自分の主張をいっさい曲げることもなく、事務所サイドも説得を断念。“交渉決裂”というような感じで、“独立”となったといいます。

 一本筋が通っていると言えばそうなんですが、言い方を変えると、超頑固で融通が利かないとも言えるのかもしれません。まあ、中田さんは自分の正しいと思うことをやっているだけですが……」(前出の放送作家)

 1月17日に放送された日曜日早朝のトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した中田。

「中田は、共演した講談師の神田伯山(37)から“お金が好きですよね?”と問われ、“車にも乗らないし、贅沢をすることはない”と否定しつつも、“やりたいことだけをやっていくにはお金は必要だと思う”と語っていました。

 放送では多くのシーンがカットされたんでしょうが、神田伯山は15日、自身のラジオ番組で、『ボクらの時代』の収録で、中田が芸よりも金で勝負しているように見える、と話したとし、“全部の方向性が金なんじゃないかなって”と語ったことを明かしていました。同時に神田伯山は、自身の“暴走”を反省していましたが……」(テレビ誌ライター)

 一方の西野も、2016年にはお笑い芸人引退を宣言し、オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」を運営するなど、芸人よりもビジネス面での活動が目立つ。

 また、最近ではサロン会員向けに「『映画 えんとつ町のプペル』のシナリオ台本と前売りチケットを原価で仕入れ販売できる権利」を販売するという商法が、一部で物議を醸している。

■深夜のTELでも駆けつける西野

 芸能プロ関係者は話す。

「中田と西野は外側の人間からは同じように見えるかもしれませんが、実はまったく違う。西野は新しいことを独自にやりながらも、吉本への恩義も強く感じているようなんです。

 たとえば、吉本の幹部が深夜に、“ちょっと人に挨拶する必要があるから来てほしい”と連絡しても、サッと駆けつけるそうです。とにかくフットワークが軽いといいますね。事務所の上層部に従順というわけではないのでしょうが、物事に柔軟に対応したり、芸人らしさもちゃんと残しているということでしょう」

 お金に関しても、西野はわりとさっぱりしており、ギャラの配分なども中田のように10:0といったことは言わないという。

「自由奔放に振る舞っているように見える西野ですが、吉本内部や先輩芸人、番組のスタッフを含めて彼のことを嫌いだと言う人はそれほどいない。また、西野は事務所の幹部からも可愛がられているといいます。

 だからこそ、今でも『アメトーーク!』(テレビ朝日系)など、地上波のバラエティ番組にも出られているのでしょう。そこが中田と西野の大きな違いで、現在の立ち位置も違ってきているのではないでしょうか。

 ただ、どちらが偉い、どちらの考え方が上だということではありません。周囲に対する対応、働き方は異なる両者ですが、これまでの“芸人像”をぶち壊し、創造的な仕事をどんどん生み出しているのは共通すること。パイオニアには強い逆風が吹くのは当たり前。これからも2人には、少々の批判は気にせず、人々をワクワクさせる活動をし続けてほしいですね」(前出の芸能プロ関係者)

 吉本を“去った”中田と“残った”西野。今後2人はどのような活動をしていくのか。注目だ。

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