血管グラフトの市場規模、2023年には32億7000万米ドルに到達予想 高額な治療費と合併症などのリスクが市場の成長を抑制 (1/3ページ)
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「血管グラフト (人工血管) の世界市場 - COVID-19による成長と変化:2020年~2030年」 (The Business Research Company) の販売を1月18日より開始いたしました。
血管グラフト(人工血管)の世界市場は、血管移植や血管バイパスと呼ばれる外科手術の際に、病気や閉塞した血管を修復するための血管グラフトを製造する事業体(組織、個人事業者、パートナーシップ)による売上と関連サービスで構成されています。血管移植は、血管を再結合させ、動脈の部分的または完全な閉塞をバイパスするために行われます。このプロセスにより、体のある部位から別の部位へ血液をリダイレクトすることで、血流が改善されます。心臓の血管疾患治療の冠動脈バイパス術の際の血管グラフトには、主に、脚の血管を使用します。
血管グラフト市場は、2019年の27億9000万米ドルからCAGRマイナス6.98%で推移し、2020年には26億米ドルに減少すると予想されました。これは、COVID-19の発生により、ソーシャルディスタンスの確保、遠隔地での就労、産業やその他の商業活動の閉鎖などの封じ込め措置がとられ、運営上の課題が生じていることに起因しています。その後、市場はCAGR8.02%で回復し、2023年には32億7000万米ドルに達すると予想されています。
2019年の血管グラフト市場では北米が最大地域でした。今後、アジア太平洋地域が急速に成長すると予想されています。
血管疾患の有病率の上昇が血管グラフト市場の成長を牽引しています。米国国立バイオテクノロジー情報センター(National Center for Biotechnology Information)の調査によると、心血管疾患は世界の死因の第1位であり、米国心臓協会(AHA)によると、2018年の米国における心筋梗塞の全有病率は年間約790万人であり、米国における心臓発作の年間推定発生率は、新規発作が72万件、再発発作が33万5000件となっています。スコットランドの国民医療サービスであるNHS Informの調査によると、イングランドでは毎年約2万件の冠動脈バイパス移植が行われています。