小倉智昭クビ、谷原章介『めざまし8』開始の全裏側!目的は「お金」!!

日刊大衆

小倉智昭、谷原章介
小倉智昭、谷原章介

 小倉智昭(73)が22年間にわたってMCを務めてきたフジテレビ朝の情報番組『とくダネ!』が3月26日で終了し、3月29日からは俳優の谷原章介(48)と同局の永島優美アナウンサー(29)がMCを務める『めざまし8』(月~金曜午前8時)がスタートすることが明らかになった。

 新番組『めざまし8』は、前番組の『めざましテレビ』でストレートに扱ったニュースをより深く解説し、独自の生活情報なども充実させる“大人のめざまし”になるという。

 フジテレビで仕事をする放送作家は、

「今春、『とくダネ!』が終了し、『めざまし8』がスタートすることになったわけですが、この改編の最大の理由は、“お金”だといいますよ」

 と言い、こう続ける。

「昨今はテレビ不況が続いていますが、特にフジテレビは数年にわたって低視聴率に喘いでいます。さらにコロナ禍で広告出稿が減り、イベントも中止に。

 カツカツの台所事情を凌いでいくため、今、フジテレビとしてはとにかくお金を稼ぎ、無駄な支出を減らすということが至上命令。その方針のもと、『めざまし8』がスタートすることになったんです。『めざまし8』はとにかく“お金”を第一に考えた改編だ、と関係者の間ではもっぱらです」

■『とくダネ!』は金食い虫だった!?

「お金を第一に考えた改編」とはどういう意味だろうか。前出の放送作家が続ける。

「まず『とくダネ!』という番組は、けっこうな金食い虫だったんです。ここ数年、交渉に応じてギャラを下げたという報道もありますが、小倉さんは大御所キャスターですから、ギャラもそれなりに高かった。にもかかわらず、2010年代中盤からは小倉さんのパワーダウンもささやかれ始めました」

 小倉は2016年には膀胱がんを公表し、同年中は治療のために番組を不在にすることもあった。

「22年も番組を続けていれば仕方ありませんが、小倉さんについては“見た目にも老けた”と感じる視聴者も少なくなかった。それは、小倉さん自身も1月13日の『とくダネ!』で、番組の終了を報告する際、ネットの“老害”といった書き込みを見てショックを受けたと同時に、引き際を考えた、と話していましたよね。

『とくダネ!』では、2019年9月からは、“スペシャルキャスター”が起用されるようになりましたが、これは“小倉さんだけでは戦えない”という判断から導入されたといいます。

『とくダネ!』には小倉さんとコメンテーターに加え、古市憲寿さん(36)やカズレーザー(36)などスペシャルキャスターも出演するようになったわけです。スペシャルキャスターのギャラは超高額ではないといいますが、毎日のことなのでバカにならない。こういった支出が重なって、制作費を圧迫していったといいます」(前同)

 小倉は「東京五輪までは番組を続けたい」という意気込みでいたようだが、コロナ禍で2020年の大会は延期に。今年の開催も難しいという見方が強い。小倉の悲願達成のためだけに五輪が開催されるまで待つわけにはいかない、ということもありそうだが、しかし、それ以上にお金の面で『とくダネ!』は終了する運びとなったようだ。

■圧倒的な“めざましブランド”

 前出の放送作家は続ける。

「新番組名が『めざまし8』となったのも、実は“お金”が深く関係しているんです。つまりそれは、広告面を考えてのこと。もうすぐ放送開始30年になるフジテレビの『めざましテレビ』は、やはりかなりのブランド力があり、番組名に“めざまし”とつければ、営業担当もスポンサー企業に広告枠を売っていきやすというんです」

 つまり、収入面での上積みも期待されるというわけだ。

「現在は土曜日にも『めざましテレビ』の姉妹番組『めざましどようび』が放送されていますが、実は一時、日曜日にも“めざまし”と冠した番組をやろうという話も持ち上がっていたようです。おそらく放送すれば『めざましサンデー』といった番組名だったのでしょうが、それもやはりCMを入れてもらいやすい、大きな広告収入が期待できるから。ただ、日曜日の放送は人員的な問題から難しかったようですが。

 しかし、それぐらい“めざましブランド”は圧倒的にスポンサー企業に刺さりやすい。そのため、『とくダネ!』終了後の新番組の名称も『めざまし8』になったそうですよ」(前同)

『めざまし8』でメインキャスターを務めるのは、2016年4月より『めざましテレビ』に出演してきた永島アナだ。

「永島アナを起用したのも『めざまし8』に、より『めざましテレビ』のカラーを入れたいからでしょう。『めざましテレビ』と『とくダネ!』もCMを挟むことなく番組が切り替わりますが、それは2つの番組にはつながりがあり、同じ番組だという感じを出したいからだと言われています」(同)

『めざましテレビ』と新番組の『めざまし8』を担当する制作会社は異なるというが、

「それは、これまで『とくダネ!』を担当してきた制作会社スタッフの雇用をしっかりと守る必要があるから。フジテレビとしてみたら、本音としては『とくダネ!』の時間まで『めざましテレビ』にしたいところでしょうが、さすがにそれは難しいという判断だった。ただ、“めざましブランド”をスポンサー企業や視聴者に押し出していくため、番組名を『めざまし8』にしたのでしょう」(前同)

■谷原章介起用の裏側

 谷原がメインキャスターに起用された理由について、制作会社関係者はこう話す。

「現在の谷原さんには、小倉さんのようなキャスターというイメージはあまりありませんよね。そのため、『めざまし8』は『とくダネ!』のような堅めの情報番組ではなく、フジテレビが掲げるキー特性(13~49歳)が見やすい、やや若年層を意識したつくりになるのではないでしょうか」

 谷原といえば、現在放送中のNHK大河ドラマ麒麟がくる』をはじめ、数々のドラマや映画で出演し、俳優としての実績も抜群。ただ、俳優だけではなく、長年『王様のブランチ』(TBS系)のMCを担当していたほか、『パネルクイズ アタック25』(テレビ朝日系)や、『うたコン』(NHK総合)など、司会者としても活躍。2019年11月には有働由美子(52)とともに「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」の司会も務めている。

「俳優としてもトップクラスですが、司会者としての評価も非常に高い。当然、ギャラは安くないのでしょうが、司会者としての実績も見て起用に至ったのではないでしょうか。

 番組としては“めざましブランド”を活かして広告収入を得ていくのが一番の命題でしょうが、谷原さんであれば裏番組の『スッキリ』(日本テレビ系)の視聴者をフジテレビに持ってくるポテンシャルを秘めているというわけです」(前同)

■「芸人VS俳優VSアナウンサー」午前8時の熾烈バトル!

 谷原は6人の子どもを抱える“子だくさんイクメン”としても知られており、その子どもたちを公立校に通わせている庶民的なところがスポンサー企業からも支持されていると、2018年11月の『FRIDAYデジタル』では伝えている。

「イケメンで庶民派というのは、朝の情報番組の視聴者からも好感を持たれやすいですよね。それにスポンサー企業からも好感度が高いということは、谷原さんがMCを務める新番組には、やはり広告が入りやすくなるでしょう。また、谷原さんはフジテレビOGの加藤綾子さん(35)と同じ芸能事務所に所属しています。

 加藤さんもフジテレビ夕方の報道番組『Live News イット!』のMCを担当していますが、そのつながりでキャスティング候補に挙がった、という経緯もありそうですね。フジテレビ上層部も谷原さんの活躍には相当期待を寄せているでしょうね」(前出の制作会社関係者)

 今年4月には、裏番組にも大きな変化が訪れる。

 日本テレビの『スッキリ』からは水卜麻美アナ(33)とハリセンボン近藤春菜(37)が降板。TBSでは立川志らく(57)がMCを務める『グッとラック!』が終了し、麒麟川島明(41)がMCを務める『SUNNY(仮)』がスタートすると報じられている。

「フジテレビだけでなく、日本テレビもTBSも、13~49歳のコア層やキー特性と呼ばれる若年層を意識した番組を目指していくのは間違いない。もちろん、どんな番組内容になるかが最も重要ですが、同時間帯のMCの並びを見ると、『スッキリ』の加藤浩次さん(51)、TBS新番組の川島さん、『モーニングショー』(テレビ朝日系)の羽鳥慎一さん(49)、そして谷原さん。イケメンぶりでは谷原さんの完勝でしょう。

 司会者としての経験豊富な谷原さんも今後、政治や経済などのニュースにも明るくなっていく必要があります。ただやはり期待は大きいですよね。4月以降、午前8時台は今まで以上の激戦区になることは間違いなさそうです」(前同)

“めざましブランド”を全面に押し出した『めざまし8』が、平日朝の勝ち組番組になることはできるのだろうか!?

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