三浦春馬さんと橋本環奈、小栗旬、柳楽優弥、吉沢亮...『銀魂2』共演俳優の切ない絆

日刊大衆

三浦春馬
三浦春馬

 1月16日、テレビ東京ほか一部地方局で放送された小栗旬(38)主演の18年の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』。1月8日からアニメ版の完結編となる映画『銀魂 THE FINAL』が公開され、『銀魂2』には、20年7月に急逝した三浦春馬さん(享年30)が出演していたこともあり、地上波初放送となった今回、非常に注目が集まった。

 三浦さんが同作で演じたのは、冷酷な策略家・伊東鴨太郎。三浦さんにとって、最初で最後の悪役だった。

「前日の15日に三浦さんのスタッフによる公式ツイッターが放送をPRしていたほか、16日には映画公式や、ヒロイン・神楽を演じた橋本環奈(21)のツイッターで当時の三浦さんの写真をメッセージを添えて綴っていました。ちなみに、三浦さんとツーショットの橋本の顔が白粉で真っ白なのは、“美人のキャバ嬢(のつもり)”を、劇中で演じていたからです」(女性誌記者)

 映画公式は《ヘタレになってしまった土方のピンチに颯爽と登場とする姿…ずっと目に焼き付けていたい…》

 橋本は、《懐かしい。。写真いっぱいあって思い出も沢山(笑顔の絵文字)#銀魂ザファイナル 早く観に行きたい!》

 とつづり、当時のオフショットを投稿している。

■後輩の吉沢を気にかけていた

 18年8月16日の『WHAT‘sIN?』のインタビューで橋本は「(三浦さんが)“その(白塗りした)顔のファンです”って言われて、ツーショットを撮りました。三浦さん、ずーっと笑ってくださってました(笑)」

 と、思い出を語っていた。

「『銀魂』は豪華キャストが集結しており、橋本以外も三浦さんと縁の深い俳優は多かった。主人公の小栗旬や、菅田将暉(27)、伊東の所属する組織『真選組』のメンバーだった柳楽優弥(30)や吉沢亮(26)らも、それぞれ交流がありました。

 たとえば吉沢は三浦さんと同じ事務所の後輩で、大河ドラマ青天を衝け』に主演する。そのため、三浦さんが亡くなる8日前に“アミューズの若い宝をお願いします”と、三浦さんが“師”と仰ぐ、俳優で抜刀術宗家の楠見彰太郎に連絡していた、と7月21日の『グッとラック!』(TBS系)で楠見さん本人が話しています」(前出の女性誌記者)

 また、菅田とは11年の『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)で、教師と生徒の役だったことや、17年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で入れ替わりで出演していたことから、

「今回は僕の息子で、彼が登場するときには僕の登場回は終わってしまっていると思うので、時間が割けたら、差し入れを持って“頑張ってね”と言いたいです」

 と、17年の『週刊女性』(主婦と生活社)のインタビューで話している。

■小栗が憧れの俳優だった

「特に小栗と柳楽は、三浦さんと長い付き合いでした。小栗とは、08年の『貧乏男子 ボンビーメン』(日本テレビ系)で初共演してから、三浦さんが小栗を“憧れの俳優”としていたほか、柳楽は04年の映画『岸和田少年愚連隊 ゴーイングマイウエイ』で初共演し、同じ子役同士だったことや、同じ高校に通っていたことで知られています。18年の『モデルプレス』インタビューでは、三浦さんは『銀魂2』出演の決め手について小栗の存在が大きかったことを話していますね」(専門誌記者)

 インタビューで三浦さんは、

「学生時代のとき、初めてお会いしたとき、その頃の旬さんは他を寄せ付けない輝きみたいなものがあった(笑)」「自分が本当によくない時期に、誰よりも早く電話をくれて、“おいでよ”って言ってくれたのは旬さんだけなんですよね。行動してくれる人もなかなかいない中、僕のことを気にかけてくれる」

「以前は役者として、今はこの業界における旬さんの存在、立ち位置が漠然とかっこいいなと純粋に思います。あとは男として1人の人間として深みみたいなところに憧れる部分もあります」

 と、小栗について熱く語っていた。

■小栗も三浦さんを気にかけていた

「小栗も、“いろんな考え方や捉え方、変化を絶対にしていると思うけど、人間的な部分では春馬の優しさみたいなものが、変わらずあるので、会えると嬉しいなって思います”としていました。また、12年の『しゃべくり007』(日本テレビ系)で小栗は家族では末っ子で、芸能界デビュー後も現場で最年少のことが多かったことから“年下スゴイ苦手”としていましたが、“一番最初にしたってついてきてくれたのが三浦春馬くん”と、キッカケを明かしていますね」(前出の専門誌記者)

 また、『モデルプレス』のインタビューで小栗は三浦さんについて、

「やっぱり気になる存在ですよね。心配するときもあるし、ちゃんと生きててほしいなって思います(笑)」「年下の俳優の中でも、春馬はちょっと危なっかしい存在だなって(笑)」

 としており、三浦さんも、

「自分のスタンスでいいんだけど、自分のスタンスがわからなくなっちゃうんですよね(笑)」

 と認めていた。小栗は、三浦さんの繊細な部分を気にかけていたのかもしれない。

■柳楽は同じ子役の三浦さんをライバル視していた

「『銀魂2』で伊東(三浦)のライバル役を演じた柳楽も、三浦さんとは付き合いが長かった。しかし、小栗と違い『銀魂2』で共演するまでは、そこまで仲良しではなかったそうです。18年12月に汐留で行われた『銀魂2』のブルーレイ&DVD発売記念イベントで柳楽は、

“春馬くんは、オーディションをがっつり取っていくんで、子役時代にオーディションで会うともうダメだわってみんな思っていました”“そこから同じ高校行って、ライバル視してまったく喋らなかった”

 と話していました。『銀魂2』で、親交を深めたようですね」(前同)

 18年8月15日の『WHAT‘sIN?』によるインタビューで柳楽は、

「子どもの時から同じ仕事をしてきた春馬君と、今回は特別な関係性のキャラクターで共演できると聞いたときは、やっぱり興奮しました」

「お互いにいろいろな現場に参加してきて、30代手前を迎えたこのタイミングで、思い出に残るような作品で再び共演できたことは、本当にうれしかったです」

 と、語っていた。

 テレビ東京も『銀魂2』のエンディング後、黒いバックに白文字で「三浦春馬さんに心より哀悼の意を表します。」とのメッセージを放送していた。

 多くの共演者に愛された三浦春馬。『銀魂2』は、30歳を目前とした三浦さんにとって、心から楽しい現場だっただろう。その姿を心に刻んでおきたい。

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