戦国時代のハニートラップ!日本初の火縄銃づくりに貞操を捧げた17歳の乙女「若狭」【前編】 (4/4ページ)
こっちもこっちで中々の変t……職人だったようです。
「では、さっそく試し撃ちと参りましょうぞ」
逸る気持ちを抑えながら、金兵衛は小四郎謹製の火薬と弾を込め、手順通りに準備を整えました。
「いざ!」
引き金が引かれて火縄が落ちると、凄まじい轟音と煙が立ち込めます。
「……首尾は!?」
一同が見守る中、煙が晴れると的には穴一つあいておらず、金兵衛の作った火縄銃は壊れてしまっていました。
「せっかく完全武装でキメたのに……」試作した火縄銃の不発にがっかりする金兵衛(イメージ)。
「あれぇ……?」
尾栓(びせん。銃身の底をふさぐ部分)の強度が低く、小四郎の火薬に耐えられなかったのです。
その後、何回作りなおしても尾栓の強度だけは改善できず、金兵衛の鉄砲づくりは難航を窮めていました。
「うぅむ、南蛮の連中は、いったいあそこをどうやって塞いでおるのじゃ……」
火縄銃の分解はどうしても認めてもらえず、さりとてもう1丁買い足すだけの余裕もない……となると、やはり自力で謎を解くよりないのですが、果たして金兵衛の鉄砲づくりは上手くいくのでしょうか……?
【後編へ続く】
※参考文献:
佐々木稔『火縄銃の伝来と技術』吉川弘文館、2003年3月
徳永和喜『種子島の史跡-歴史寸描』和田書店、1983年9月
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