岡田健史『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』“炎上込み”で楽しみたい「激アツ設定」 (2/2ページ)

日刊大衆

これまで岡田が演じてきた、『中学聖日記』や『MIU404』(ともにTBS)の誠実な印象のキャラとは正反対だ。

 岡田が初登場するのは、大学構内で女性カメラマンに写真を撮られているシーンで、女子学生に囲まれてゼミの飲み会に誘われていると、“陰キャ”の空に「“陽キャ”め、光の属性。私とは違う生き物」と毛嫌いされる。

 このシーンに視聴者はさっそくツイッター上で反応し、「あんなに好青年だった岡田健史くんったら、大学行ってチャラくなっちゃって……」「いつもまじめな役とか口べたなヘタレ役とかだったから、モテモテ役見慣れないけど。やっぱりかっこいい」などと、岡田のキャラ変に注目していた。

■北川悦吏子も驚くカメレオン

 そんなチャラ男を演じた岡田だったが、予告編で視聴者をさらに驚かせる。空に接近してきた光が“隠れオタク”であることが発覚するシーンに続き、コミケ会場でコスプレする空を、驚いた表情で見つめるオタク男として登場するのだ。

 その姿は、真ん中分けのロン毛にメガネという、15年以上前に話題になった『電車男』の世界から出てきたような、絵に書いたようなオタク男。脚本家の北川でさえも、自身のツイッターで「私、これのオタクの格好した光くんに気づけませんでした」と、岡田の変装に驚いていた。

 視聴者もツイッター上で「チャラい役がイメージと違うのに合ってる。面白い配役とか思ってたら、さらに、隠れオタクとか最高なんだが! テンション爆上げ!」「超陽キャだと思いきや隠れオタクとかヤバすぎん? 美波ちゃんと2人のシーンは面白そう! 早く来週が見たい!」などと、キャラの振り幅の大きさに盛り上がっていた。

 初回1月13日放送の平均世帯視聴率は10.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、まずまずの2桁スタート。「イケメン多いし母娘ふたりの会話のテンポもよくてハマった」などと、好意的な声がある一方で、「モテないやつ=オタク、恋愛至上主義、異性愛が大前提とか、時代錯誤のオンパレードで真顔になってしまった」などと、時代と合っていないという批判的な声も少なくない。

 北川脚本の『半分、青い。』同様、賛否の声が極端に分かれたようだが、実在するタレントや企業、人気ドラマをオマージュしたセリフや、深読みしたくなるような遊び心のある設定など、トモダチ母娘の恋の行方以外にも見どころ満載。炎上込みで楽しめそうなドラマだ。(ドラマライター/ヤマカワ)

「岡田健史『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』“炎上込み”で楽しみたい「激アツ設定」」のページです。デイリーニュースオンラインは、ウチの娘は彼氏が出来ない岡田健史浜辺美波北川悦吏子菅野美穂エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る