「冬の突然死」予告サイン!?「歯・舌・足・喉」の異変は体の深刻SOS (2/2ページ)

日刊大衆

「ろれつが回らなくなったり、言葉が出にくいというのは、やはり血栓が脳に詰まったときに、よく起こる症状です」(同)

 言葉がもつれる気がしたら、「らりるれろ」を何度か言ってみる。うまく言えなかったら、すぐに医師に相談してほしい。また、血栓が詰まる脳の部位によって、「片方の手足だけが思うように動かしにくくなったり、めまいを繰り返す、急に視野の中心部が欠ける場合もある」(同)というから注意が必要だ。

 そして、いびきにも、脳梗塞の発症と因果関係があるケースがある。

「脳血管の血流が悪くなることで脳機能障害が起き、喉の筋肉が緩んで、舌が落ち込むことがあります。すると気道が圧迫され、いびきをかくんです。特に、息を吸ったときだけでなく、吐いたときも、いびきをかくのは典型的な兆候です」(医療ジャーナリスト)

 また、喉の違和感、具体的には声のかすれが思わぬ大病を示唆していることも。それが、心臓から胸部、腹部へとつながる太い血管に「こぶ」ができる大動脈瘤だ。動脈硬化が主な原因といわれるが、なぜ、喉から離れた箇所にできるこぶが声に影響を及ぼすのか。

「そのこぶが声帯を調節する神経を圧迫し、声がかすれるんです。大動脈瘤が、かなり大きくなっている証拠です」(前出の石蔵氏)

 重要なのは、自分の体調の異変を早い段階で察知すること。ぜひ、ここに記したSOSサインを頭に入れておいてほしい。

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