世界中で昆虫が激減している。好む好まないにかかわらず真剣に考えなければならない時が来ている (2/4ページ)
このように全体像は必ずしも単純なものではないが、だからといって楽観視することはできない。
というのも、現在地球の気温が上昇しつつあることを考えると、それほど強くないほんの数種の絶滅は、今後さらに状況が悪化するだろうことを示す前兆であったとしてもおかしくないからだ。
蛾やゴキブリは大量発生しているかもしれない。しかし受粉を助ける昆虫やデトリタス食者(小さな有機物を食べる生き物)がいなくなってしまえば、作物は育たなくなり、ゴミが土へと分解されることもない。
「昆虫が行っている受粉やゴミ処理といった無料のサービスは、アメリカだけでも年間70億ドル(約7000億円)もの経済効果があると推定されています」と、論文の執筆者の1人、フロリダ大学の河原章人博士は説明する。

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・私たちにもできる昆虫の減少を止める8つの方法
その河原博士は、危機に瀕した昆虫を救うを8つの方法を提案している。それなりの取り組みが必要なアイデアもあるが、中には楽できてしまうものもある。
たとえば博士は、家庭の庭を昆虫の生息地にしてしまおうと提案する。これまで念入りに雑草をむしり、几帳面に芝を刈り込んでいた人は、少しサボってしまえばいい。それだけで昆虫の生息地が増えるのだ。