【徹底検証】『鬼滅の刃』と『ONE PIECE』はナゼ国民的マンガになったのか? (2/3ページ)

まいじつ

コミックスの発行部数や知名度など、さまざまな指標があると思うが、本稿では「お茶の間で話題にしても自然に受け入れられる」ことをその条件としたい。

尾田は「ONE PIECE」が初の連載作品であり、デビュー時は22歳という若さの新人作家だった。それにも関わらず、急速に知名度が向上していったのは、「ゴールデンタイムでのTVアニメ化」というメディア展開が大きく影響している。

アニメ「ONE PIECE」は現在、日曜の朝9時30分からフジテレビ系で放送中。しかし1999年にアニメが始まった当初は、『ドラゴンボール』などの作品でお馴染みだった水曜日の夜19時枠で放送されていた。その後、放送枠が移動となったが、2001年から2006年まで日曜日のゴールデンタイムで人気を博すことに。

また、フジテレビでのアニメ化によって、同局御用達の芸能人たちとコラボが行われたのも知名度アップにつながっている。ご存知の通りタレント・矢口真里は大のワンピースファンを公言しており、2009年には『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)のメンバーと共にアニメのオープニング曲を担当したことも。しかし、この時点では芸能人の擦り寄りと見なされ、ファンの間で激しい反発が巻き起こっていた。

お茶の間の空気を左右する上で、もっとも大きな転機となったのは、やはり芸能界の大御所・明石家さんまと木村拓哉の存在だろう。この2人も長年にわたって「ONE PIECE」を応援してきたファンとして有名。オタク・サブカル的な趣味にあまり触れないイメージがあるが、「ONE PIECE」については例外なのか、世間話のような感覚で頻繫に推しトークを行ってきた。ここにきて、ようやく作品が市民権を獲得した、ということになるかもしれない。

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