若手選手を知らない!?「迷解説」で危惧される桑田コーチのウイークポイント (2/2ページ)
「落ちこぼれの選手に情けをかけてしまう。しくじった選手に罰走を命じるのも愛情の裏返し。個人事業主の集合体であるプロの世界では、落ちていく選手まで面倒を見る必要はない。有望な若手への指導が滞っているから、1軍に上げられる選手を誰一人育てられていない」(球界OB)
その一方で、原監督の肝煎りで加入した桑田コーチにも懐疑的な声がないわけではない。
投手陣再建への期待値ばかりが急上昇しているが、桑田コーチにプロでの指導実績はゼロ。早大大学院スポーツ科学研究科を首席で卒業したといっても、その野球理論がプロの世界で通用するかは未知数だ。先の球界OBによれば、
「シニアリーグや東大野球部のコーチをしている時期があったけど、取り立てて桑田のおかげで強くなったという声を聞いたことがない。大学院で勉強した動作解析にしても、評論家時代からしばしば巨人の選手たちには指導してきたこと。今さら真新しいことではないな」
さらにはプロ野球の現場から長く離れていたことが、思わぬウイークポイントとして指摘されている。
「今の巨人の若手選手の名前を言えるかどうかも怪しいもんです。原監督との距離はありましたが、球団系列のスポーツ紙やテレビ局では仕事をしてきた。しかし、解説で選手の名前についてコメントを求められても『この選手、初めて見ました』と笑ってごまかす“迷解説”がザラ。局の関係者も『もう少し予習してきてよ』と嘆いていました。結局、選手ごとの解説は聞けず、自身の確立した『外角低めにストレートを放れれば、150キロはいらない』という持論を語るばかりなのです」(球界関係者)
いくら知識を積み上げたところで、今の選手に適した指導ができなければ、机上の空論になりかねない。
さらに、1月8日にポスティングによるメジャー移籍を断念した菅野智之(31)に与える影響力についても、現場では気を揉んでいる。
「昨シーズン開幕から13連勝するなど、日本では無双状態の菅野にアドバイスや苦言を呈する首脳陣はいません。投手陣を束ねる宮本投手チーフコーチも、菅野には遠慮して強く言えないでいます。一方、現役時代の実績が十分な桑田コーチの言葉は、菅野にとっても金言になりえる。桑田コーチの助言に耳を傾ける菅野の姿を見て、他のチームメイトがどのように感じるか。もしあくまで『補佐』のコーチのもとにばかり選手が集まる事態になれば、上司の宮本コーチは面目が立ちませんよ。桑田コーチの加入はチームのバランスを危うくしかねません」(スポーツ紙デスク)
原監督と桑田コーチの禁断タッグは、3連覇を目指すチームの景色をどのように変えるだろうか。
※「週刊アサヒ芸能」1月28日号より