坂上忍、ラブリ「強制わいせつ報道」、菅首相、山P…忖度ゼロ激怒ウラ側!
EXILEの白濱亜嵐(27)を弟に持ち、タレントとしても活躍する人気モデル・ラブリ(31)が、知人女性から刑事告訴されていたことを1月21日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報じ、世間に大きな衝撃が走った。
記事によると、2019年5月、ラブリは和歌山県白浜町の宿泊施設で一緒に旅行をしていた知人女性にわいせつな行為をしたという。女性は同年8月に告訴状を白浜署に提出したとされる。
ラブリの所属事務所は取材に対して「対応は弁護士に任せている」と応じ、担当弁護士は同容疑で書類送検されたことを認めたうえで「犯罪に当たる行為はなかった」と主張している。
共同通信がこのニュース記事を配信したことで、新聞各社のWEB版にもこのニュースが掲載された。一方、スポーツ紙やテレビのワイドショーや情報番組ではこのニュースを取り上げたり、『週刊文春』の“後追い報道”をすることはなかった。
「被害者もいるデリケートな問題で、告発された内容もテレビで報道できるかどうか、ということがあったからでしょうね。またラブリの所属事務所に気を遣ったというのもあるかもしれません。
ただ、『バイキングMORE』(フジテレビ系)だけはこのニュースを取り上げたんです。MCの坂上忍さん(53)は“なんに対しても忖度しない”という姿勢を貫いていますからね」(制作会社関係者)
■生放送中に番組の構成に激怒苦言
1月21日放送の『バイキングMORE』の、ランキング形式で話題のニュースを紹介する「バイキング的BUZZニュースランキング~注目ニュースは逃しません!~」の1位にはラブリの話題がランクイン。
番組に出演した北村晴男弁護士(64)はこの件について「“犯罪に当たるものではなかった”というコメントからすると、事実がなかったか、事実はあったが同意があったというどちらかだと思われる」などとコメントしている。
前出の制作会社関係者が続ける。
「各社が敬遠したこのラブリの報道を扱ったことでも分かりますが、坂上さんは、スタッフが関係各所に忖度しようとすると激怒するんです。昨年10月の番組では未成年との飲酒などが報じられ、無期限活動停止していた小出恵介(36)の芸能活動再開を取り上げましたが、構成としては、凄まじい熱意で再起を図る小出を、全面的に後押しするようなものになっていました。
ただ、そうした流れで生放送が進む中、当時の不祥事の説明責任も果たさないまま復帰をするのは疑問だと坂上さんは指摘。特集が終わる間際には強烈に不機嫌な様子で、“このコーナー自体の構成にはなはだ疑問”、“そこらへん(説明責任)を抜きにしてどうやって『小出くん頑張れ』ってことを僕が言えるのか”と疑問を呈したんです」
■天下のジャニーズにも忖度なし
坂上は説明責任を果たしていない小出だけを責めているわけではなく、そんな小出を全面的に応援する流れになっていた構成に、憤懣やるかたない様子だった。
「たしかに坂上さんの言っていることは正論ですよね。このときは生放送中で、スタッフに苦言を呈しました。これだけではなくて、コロナ禍に未成年の女子高生と飲酒し、お持ち帰りしたと報じられた山下智久(35)にも同様のケースがあったそうです。そのときは不祥事後、まだ山下がジャニーズ事務所に在籍していたときで、活動自粛中の彼が復帰に向けて頑張っている、という山下を持ち上げるような内容が用意されていたそうです。
しかしこれに坂上さんは、“彼がやったことは手越祐也(33)と一緒でしょ?”、“むしろコロナ禍に未成年と飲酒してお持ち帰りしているんだから、手越よりも悪質”と考え、“手越はあれだけ叩いたのに、山下は守るのか? 平等にやるべき”と主張したそうです。そのため、その放送はなくなったという話ですね」(前出の制作会社関係者)
坂上は天下のジャニーズ事務所に対しても一切“忖度しない”のだ。
■菅政権のコロナ対策をバッサリ
坂上は安倍政権にも忖度することなく言いたいことを言い、鋭く噛みついていたが、菅政権に代わってもその姿勢はブレていない。
1月22日の『バイキングMORE』では、菅義偉首相(72)が衆院本会議の代表質問で政府のコロナ対策について「根拠なき楽観論に立って、対応が遅れてきたとは考えていない」と答弁したことを取り上げた。
これを坂上は「もはや後手というよりは、去年の春の段階で“冬がヤバいんですよ”って言われているのに、ヤバい冬に照準を絞ってやるべきことをやってこなかった結果、今、泡食ってやっているから、後手以前の問題だと僕は思っている」と断じている。
「スタッフに対するパワハラ疑惑が報じられるなど、坂上さんには批判的な声も多いですが、ジャニーズ事務所をはじめとする大手芸能事務所や政権など、強大な権力にも忖度せず、いっさいブレない姿勢を貫く坂上さんを評価する人も少なくありません。一方で、複数の芸能プロダクションの幹部に坂上さんがめちゃくちゃ嫌われているという話も聞いたことがありますね(笑)」(前出の制作会社関係者)
■制作体制一新で権力はく奪の可能性もあったが…
リニューアル前の『バイキング』は、バラエティ番組を手掛ける編成制作局制作センター第二制作室が担当していたものの、『直撃LIVE グッディ!』が終了したことやパワハラ疑惑が取り沙汰されたことで、昨年の9月末から始まった『バイキングMORE』は制作体制が一新。
現在は『グッディ!』を制作していた、情報番組を手掛ける情報制作局が『バイキングMORE』を制作している。
「第二制作室は、坂上さんと一蓮托生で過激な番組を作っていました。しかし、担当部署が情報制作局に代わり、坂上さんの意向は反映されなくなる可能性もささやかれていたんです。
ただ、今回のラブリの件や山下の件などを見るに、坂上さんの“忖度しない”という姿勢は今後もブレることはないでしょうね」(前出の制作会社関係者)
坂上には、今後も何者にも忖度しないスタンスで『バイキングMORE』を盛り上げてもらいたい!