現世のご利益ではなく死後の往生を説く阿弥陀仏の起源や信仰とは (3/3ページ)

心に残る家族葬

それらは生きていくために必要なことであり、神頼みをしたくなるのは人間の弱さゆえ当然のことである。仏菩薩明王も、八百万の神々も、そうした人間の切なる願いにそれぞれ応えてくれようとしている。それでも結局人は死ぬ。そして死ぬということは命を使いきることである。阿弥陀仏像を参拝する際は、死後の往生を願うと共に、真摯に命を使いきることを誓うべきだろう。その後の往生は約束されている。その時まで何があろうと安心して生きていけばよいのである。これこそ最高のご利益ではないだろうか。

■参考資料

■中村元・紀野一義・早島鏡正「浄土三部経〈上〉無量寿経 改訳版」 岩波文庫(1990)
■塚本善隆・梅原猛「仏教の思想 8 不安と欣求 中国浄土」角川文庫ソフィア(1997)
■渡辺照宏「日本の仏教」岩波新書(2002)

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